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BREITLING for BENTLEY 贅沢な2つの“GT”の競宴


ブライトリング・フォー・ベントレー ベントレーGT
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ブライトリング・フォー・ベントレー
ベントレーGT

560馬力を発生する6リッターW12気筒エンジンを搭載。“世界最速のスポーツ・クーペ”といわれる「ベントレー・コンチネンタルGT」にインスピレーションを受け、開発したモデル。クーペ・ボディの美しい陰影を創出しているメタリック・ペイントを、ダイアルに採用する。これは時計史上初となる試み。3時位置には日付と曜日を表示するデイデイト機能を搭載。
自動巻き。ステンレススティール。ケース直径44.8mm。100m防水。
82万9500円。
問い合わせ/ブライトリング・ジャパン
Tel.03-3436-0011
www.breitlingforbentley.jp



贅沢な2つの“GT”の競宴


グランド・ツーリング、略して“GT”。
クルマ好きにとって、かくも魅惑的な響きを持つこの名を冠する、
ブライトリングとベントレーの代表的モデルを紹介しよう。
語り=鈴木正文(本誌) まとめ=森 慶太

BREITLING for BENTLEY/ブライトリング・フォー・ベントレー
 今回は、ブライトリング・フォー・ベントレーのラインナップのなかから特にあるモデルをとりあげて話したいとおもいます。ベントレーGT。ベントレーとして初めてGTを名のったコンチネンタルGTとの繋がりを強く想起させるクロノグラフです。
 最大の見どころのひとつとして、ベントレーGTは文字盤にクルマのベントレーと同じメタリック塗装がほどこされています。全12色。これは時計の世界では画期的な試みで、そこがまず、コンチネンタルGTとつうじあっている。コンチネンタルGTは2000万円強クラスの高級車市場を新規開拓して大ヒットとなったエポック・メイキングなベントレーで、つまり両者はともにすぐれてモードな存在たりえているわけです。
 ベントレーGTのダイアルは、加熱乾燥を間に挟んで何度も薄い層を塗り重ねたあとで徹底的に研ぎあげられます。完成にいたるまでには、複数の製作拠点をこれまた何度も行き来します。とんでもなく高価な塗料代もふくめてそこには膨大な手間とコストがかけられていて、つまりペイントひとつをとってもベントレーを名のるにふさわしいということです。
ベントレーGTの文字盤がメタリック塗装を施されているところ
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ベントレーGTの文字盤がメタリック塗装を施されているところ。
この工程は筆記具のボディ塗装を専門とするエスカド社が
担当している。つまり、文字盤は切削や穴あけをモントレモ社で
受け、塗装のためにエスカド社へ、そして仕上げのために
モントレモ社に戻ってくる。世界唯一のメタリック塗装ダイアル
とはいえ、パーツの一部に過ぎないダイアルにこれだけコストを
かけるのは、ブライトリングならでは。
(写真左)ベントレー・モーターズ創始者W.O.のブロンズ像。(写真右)モントレモ社のオーナー社長、ジュゼッペ・カッルッバさん。
(写真左)本社内博物館“リニージュ(「血統」「血族」)センター”入り口手前の小部屋にあった、ベントレー・モーターズ創始者W.O.のブロンズ像。
(写真右)本誌編集長ほかスタッフは、この連載の取材のために英国ベントレー社、スイス、ラショー・ド・フォンの各種パーツの製作会社を取材している。写真は、ベントレーGTをはじめ各種ブライトリングの文字盤製作を手がけるモントレモ社のオーナー社長、ジュゼッペ・カッルッバさん。
 ケース直径44.8mmは、時計として十分に壮大です。クルマにおいてもGTは本来、あるいは歴史的観点からして壮大かつ圧倒的な存在であるべきで、したがってこれは正しい。見せびらかしたいわけではないけれど、見てもらってもいっこうに構わない。そういう気構えのメタファー、陰喩としても、見た目からして壮大であることは重要です。
 機構上の特徴として、ベントレーGTには世界初の可変タキメーターがついています。いかなる速度で何時間、何千マイル走ろうとも正確に平均速度を算出可能。それと、デイ・デイト。それぞれ曜日と日付とを表示するためのディスクが回っているわけです。
 少なからず負担増となるこれらのメカニズムをもふくめて、もともと複雑な機械式クロノグラフをパワフルにそして正確に駆動することのできるスタミナあふれるエンジン=キャリバーを備えているのもまた、GTのGTたるところです。車重2.4トンもの巨体や複雑な4WD機構をモノともせずに4.8秒の0-100km/h加速タイムや318km/hの最高速を実現しているコンチネンタルGTの贅沢な高性能のありようと、そこでもみごとにベントレーGTは呼応しているわけです。
BREITLING for BENTLEY/ブライトリング・フォー・ベントレー
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BREITLING for BENTLEY/ブライトリング・フォー・ベントレー
ベントレー・モーターズのひとり住まいとなって以降のクルー・ファクトリーは、煉瓦作りの外観はそのままに内部がイッキにモダナイズされた。ほとんどファッショナブルとすらいいたくなるほどにキレイ。生産ラインはもちろんあるけれど、そのタクト・タイム(1工程にかける時間)はなんと15分。量産メーカーなら1分未満が普通。
「リニューアル直後は27分でした」とは説明担当者。現状からさらに短くするつもりはないという。


※価格は雑誌掲載当時のものです。


2008年8月号掲載





 
 
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バックナンバーページの定価表記について
「ENGINE 2014年3月号」以前の定価表記は、発売時の定価になっております。
予めご了承くださいますようお願い申しあげます。



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