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ブライトリング・フォー・ベントレーにようやくGMTが登場。


ブライトリング・フォー・ベントレー ベントレーGMT
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ブライトリング・フォー・ベントレー
ベントレーGMT

ベントレー・ラインとしては初めてラバー・ブレスレットを採用するも、斜めにカットされたスピード・ブレスレット用の
斜めラグはそのまま。そのためもっとも若々しい雰囲気を持つと同時に、手首へのフィット感もすばらしい新作。
第2時間帯を24時間表示する針は大振りながら、赤く塗られた先端部の中央をくりぬくことでダイアル、
クロノグラフ表示用インダイアルの視認性を阻害していないのもいい。
自動巻き。ステンレススティール。100m防水。ケース直径49mm。101万3250円。
問い合わせ/ブライトリング・ジャパン Tel.03-3436-0011
www.breitlingforbentley.jp




ビジネス・パーソンのために。


地球上を旅する人にもっとも似合うブライトリング・フォー・ベントレーが登場した。
それが「ベントレー GMT」。
正調クロノグラフ路線でありながら、ベントレーの意匠をより強調するべく大型化された
ベゼルのメッシュ部分など、デザインも大胆に改革。
モードっぽくもあり、手がかかっていて、なおかつ実用的なGMTの1つの決定版では、
と本誌編集長は思う。
語り=鈴木正文(本誌) まとめ=森 慶太
写真=高橋和幸/ドミニク・フレイザー

 グリニッヂ標準時、と日本語に翻訳されているGMT。それを名にもつブライトリング・フォー・ベントレーのクロノグラフ。シリーズ第12番目となるこれは、08年4月に発表された最新モデルです。
 時計の世界において、GMTを名のることはすなわち異なる2つのゾーンの時刻を同時に表示できることを意味します。いま自分が東京にいて、ではたとえばロンドンは何時なのか。それが、24時間目盛りとGMT針との位置関係から即座にわかる。ビジネス・パーソンのための時計に不可欠の機能が備わっている。
 そういうわけで、このGMTは実用性能がきわめて高いクロノグラフです。ワン・プッシュごとにGMT針を30分ずつ進めていける便利なボタンの配置や形状や押し心地が秀逸であることも、今回試してみてわかりました。


タダモノではない

 他の多くのブライトリング・フォー・ベントレーと同様、このGMTもまた外観は正調クロノグラフ路線をいっています。大筋では。しかしながら、パッと見からして明らかに普通とは違う。
 それは、ひとつにはアウター・ベゼルのデザインがタダモノではないからです。ベゼル上面がスラント、つまり横から見て斜めにカットされている。そのため真上から眺めた際にダイヤ目の刻みがほどこされた部分の面積がひときわ大きくて、目立つ。しかも回しやすい。ケースのサイズもGMTはシリーズ中最大級で、だからますます効果的。
 もう1点、ケース両端のラグ、つまりベルトが取り付けられる部分もまた斜めにカットされています。たんなるカタチの遊びかと思ったらさにあらず、巻いたら具合がいい。大きなケースが邪魔にならない。ベントレー6.75のときは5スポーク・ホイールを模したケース裏面の加工の絶妙さが印象的でしたが、今回はまた別の驚きがありました。
 正調でありながらモードっぽくもあり、手のかかった作りで、なおかつ実用性が高い。使いやすい。とんでもなく高価ではないけれど、8分の1秒を読める30秒計がついていたりもして機構は十分に凝っている。ブライトリング・フォー・ベントレーの最新作たるGMTは、同シリーズ中の1つの決定版かもしれません。イギリスの名門とつながりのあるクロノグラフがGMTを名のる、というところからして本当にステキだ、と僕はおもいます。
ブライトリング・フォー・ベントレー ベントレーGMT
ケース上のアウター・ベゼル(写真上)および同両端のラグ
部分(下)のナナメぶりはご覧のとおり。いずれもこの時計
の印象を大いに強めている要素であり、と同時に実は手の
向上にも寄与している。たんなるカタチの遊びとは違う。
先端部を赤く塗られているのがGMT針。クロノ秒針は30秒
で1周。その最小目盛りは8分の1秒。



BREITLING for BENTLEY/ブライトリング・フォー・ベントレー
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クラシックとモダンの融合の成功例は、たとえばベントレーの本社屋
クラシックとモダンの融合の成功例は、たとえばベントレーの本社屋。車寄せにパークしているのは、この頁ではすっかりお馴染みの1957年S1フライング・スパー。現行コンチネンタルGTのスタイリングのルーツがここにある。ロンドン郊外のグリニッヂに天文台が開設されたのは1675年。ベントレー創立の5年後=1924年に初めて時報を発した。GMT=グリニッヂ・ミーン・タイムが使われるようになったのは1884年以降。


BREITLING for BENTLEY/ブライトリング・フォー・ベントレー
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ヴェルタノール社で見せてもらったサンプル
業務の7割がブライトリング関係というケースおよびベルト(金属)のメーカー、ヴェルタノール社で見せてもらったサンプル。開いた陳列ケースを雑誌の見開き2頁にたとえると、左頁左上がスタートで右頁右下がゴール。右頁上段左から2番目までが鍛造工程。強烈なスタンピングによって部品内部に生じるストレス=残留応力を取り除くための焼き戻しが何度もおこなわれるため、機械加工工程に入る手前までで2カ月もかかる。



※価格は雑誌掲載当時のものです。


2008年12月号掲載



 
 
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予めご了承くださいますようお願い申しあげます。



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