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ランド・ローバー・ディスカバリー3、発売開始!


LAND ROVER DISCOVERY 3/ランド・ローバー・ディスカバリー3
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LAND ROVER DISCOVERY3/ランド・ローバー・ディスカバリー3
英本国では昨年秋に発売になった3代目ディスカバリー。全長×全幅×全高=4850×1920×1890mm、ホイールベース=2885mmと、先代より130mm長く30mm幅広い。フォード傘下に入って初の独自開発車。


冒険家族はこれだ!


プレミアムSUV路線を走り始めたランド・ローバーの看板モデル、
ディスカバリーの3代目が5月14日から発売となった。
ジャガー製V8とエア・サスを持つ最新SUVの試乗報告。
文=今尾直樹(本誌) 写真=神村 聖


ファミリー用プレミアムSUV
 04年のニューヨーク・ショウでデビューした3代目ディスカバリー。日本市場用エンジンは4.4リッターV8と4リッターV6の2本立てとなる。今回テストできたのはジャガー製V8を搭載するトップ・モデル、HSEのみ。筆者は昨年9月にイギリスで開かれた国際試乗会に参加している者だが、読者にはいま一度、新型ディスカバリーの概要をご紹介しておくべきであろう。私も忘れっぽいし。
 まずもって、ディスカバリー3は、プレミアムSUVを名乗る。トップ・エンジンはローバー製の古い古いOHVからジャガー製に変更となり、ZFの副変速機付き6速ATを装備する。サスペンションはリジッドをやめて4輪ダブル・ウィッシュボーンを採用、電子制御の車高調整機能付きエア・サスペンションを全グレードで標準装備する。
ボア×ストローク=88×90.3mmの4.4リッターV8
ボア×ストローク=88×90.3mmの4.4リッターV8。低速重視のトルク特性に変更し、防水防塵加工が施されている。急斜面に備えてオイル容量も6.8リッターから8.6リッターにアップ。
 ジマンはテレイン・レスポンスと名づけられたオフ・ロード走行用のプログラムを持つこと。これは、滑りやすい路面や岩場など、路面状況に合わせた5つのモードが設定してあり、車両の電子制御システムが最適な性能を発揮する。これさえあれば、素人でも楽々オフ・ロードを征服できる、というスグレモノだ。これについては、兄弟車のレインジ・ローバー・スポーツの試乗記(p106〜109)でも触れているので参考にされたい。総じて、ディスカバリー3は最新スペックで生まれ変わったが、ファミリー向けであることは変わらない。7人乗りは初代以来の伝統だが、3列目シートの住人の居住空間を広げるべく、ホイールベースは先代比345mmも延ばされている。それでいて全長は130mmしか伸びていない。「内側からデザインされたプロダクト」とはメーカー自身の言葉だが、ナルホドと思わせる。

(写真右上)ダッシュボードのスイッチ類はシンプルで、コマンド・ポジションの運転席は見晴らしがいい。
(写真右下)すべての乗員に良好な視界を提供するため、各列は前列よりも高く配置される。
(写真下)2列目はジャックナイフ式に前に倒れ、3列目への乗降性を高めている。

LAND ROVER DISCOVERY 3/ランド・ローバー・ディスカバリー3
LAND ROVER DISCOVERY 3/ランド・ローバー・ディスカバリー3




ジャガー製エンジンがイイ

 V8のHSEは、レザー内装と18インチ・タイヤ、フロントのサンルーフと2、3列目のガラス・ルーフ、リアのエアコン(以上はV6のSEも共通)、それにプライバシー・ガラスを標準装備する。運転席によじ登ると、そこは広々して気持ちイイ空間。内装も外装同様シンプル&モダン、ダッシュボードのスイッチ類はアウトドア用の無線機みたい。
 内外装から来るクリーンなイメージは、走り出しても裏切られない。ジャガー製エンジンがイイ。乗用車用の4.2リッターのボアを86から88mmに拡大して4.4リッターとしたこれは、4.2リッター版よりやや控え目な最高出力299psを500rpm低い5500rpmで、最大トルクの43.3kgmは4000rpmで発生する。スロットルを床まで踏み込むと、6000強でシフトアップするが、なんとなくゆったり(新車のせいもあるだろう)回る。
LAND ROVER DISCOVERY 3/ランド・ローバー・ディスカバリー3
LAND ROVER DISCOVERY 3/ランド・ローバー・ディスカバリー 3
 車重は2570kgもあるけれど、前後重量配分は前49:後51と、最新のFRスポーツカーみたいで、フラットな路面であれば身のこなしは軽快といってもいい。登りはダメです。255/60R18のピレリ・スコーピオンZEROを履く乗り心地は、とりわけオフ・ロードで快適なことが印象的で、私はアウトドアとか無縁の人間だが、そういうことしたいと思わせる。価格は、V8のHSEが759万円、V6のSEが648万円、入門モデルのV6、Sが568万円。VWトゥアレグが523.95〜681.45万円だから、強気な値づけともいえるが、トゥアレグにはないエア・サスとテレイン・レスポンスがついてくる。



(2005年7月号掲載)
 
 
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バックナンバーページの定価表記について
「ENGINE 2014年3月号」以前の定価表記は、発売時の定価になっております。
予めご了承くださいますようお願い申しあげます。



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