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クルマもドライバーもスマイル!


PEUGEOT 207/プジョー207
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PEUGEOT 207/プジョー207
サイドモールはスタイルのみ黒の樹脂製。プレミアム、シエロはボディ同色だ。鼻先の変更とともに、グリル上部のラインがほぼ水平になった。


乗ると笑顔になる!!


すらりした鼻筋と口元。
愛らしくなった新しい207に乗った。
文=上田純一郎(本誌) 撮影=柏田芳敬


 プジョー207が新しくなった。横浜美術館で行われた試乗会で実物をはじめて見た時「良くなったなぁ」と素直に思えた。エンブレムの付くノーズのラインがなだらかになり、グリルの内側にくっついていたフォグ・ランプはバンパーの外側に移動した。グリル自体の形状も違う。鼻筋と口元がすらりとして、ピエロのような作り笑顔から、自然な笑みになったように見える。
 2007年3月の導入以来、207は5ドアをはじめ、3ドア、SW、CCとラインナップを順次拡大してきたが、こんかい初のフェイスリフトが施された。ただし対象は5ドアのみで、ほかのモデルは前の顔のままだ。ラインナップはスタイル1.4、1.6、プレミアム、シエロの4グレード。みなとみらいで乗ることができたのは、このうちの2台である。
 最初に乗ったのは219万円のプレミアム。美術館の駐車場から出て、最初の信号まで走る。距離は20mほどか。それだけでもう目から鱗だった。
 ATがずいぶんと洗練されている。変速はスムーズでタイミングも今までと違ってとんとんと速い。以前なら加速中、40〜50km/hくらいで一瞬変速を迷うようなそぶりをみせた。減速時も、時々つんのめるようにシフ
スタイル1.4のMTモードのシフトレバー操作は押してUP、引いてDOWN
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スタイル1.4のMTモードのシフトレバー操作は押してUP、引いてDOWN。
ト・ダウンをしていた。輸入元の浅野厚志さんに話を聞いてみると、ATの改善は学習機能をあえて抑えることで実現したのだという。この自然さは、これまでのプジョーのATを知る人なら、つい笑みを浮かべてしまうはずだ。
 最高出力120ps/6000rpm、最大トルク16.3kg/3250rpmを発揮する1.6リッター・エンジンはEURO5に対応すべく改良され、このATとの組み合わせでCO2排出量が3%減少したという。
 続いて189万円の1.4スタイルに乗り換える。そこではじめて、プレミアムが履く195/55R16サイズではやや突き上げがあることに気がついた。マリノスタウンのまわりにある速度抑制のための段差を同じように越えると、1.4スタイルは遙かにしなやかに凸凹をいなしていく。
テールランプはLED化。シエロのみリアとサイドガラスがスモークに
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テールランプはLED化。シエロのみリアとサイドガラスがスモークに。
左からスタイル、プレミアム、シエロ
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左からスタイル、プレミアム、シエロ。グリルの装いが3グレードの上下関係を明確に示す。少しずつ金属(風)の部品が増え、豪華な造りに。
 1.4スタイルは最高出力88ps/5250rpm、最大トルク13.6kgm/3250rpmしかないけれど、5段R(ロボタイズド)MTのマニュアルモードなら、パワーをしっかり使いきれる。コラムに固定されたパドルは右でアップ、左でダウン。操作感もがっちりしている。みなとみらいと山の内ふ頭を繋ぐコットン大橋を高速コーナーに見立て、何度も往復してしまった。足まわりはプレミアムに比べると明確に柔らかいし、ロールは大きいけれど、路面をしっかりと掴み続けようとする。185/65R15というプレミアムより一回り細いタイヤは、乗り心地がいい上に軽快だ。スタイル1.4はバランスの良さが光る。こちらは笑みがこぼれるどころか、もう笑い出したくなるくらい楽しかった。




(2010年2月号掲載)
 
 
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