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新型Eクラスにワゴン加わる!


Mercedes-Benz E350 Blue TEC Stationwagon/メルセデス・ベンツE350ブルーテックステーション・ワゴン
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Mercedes-Benz E350 Blue TEC Stationwagon/メルセデス・ベンツE350ブルーテックステーション・ワゴン


じつに魅力的!


7年ぶりに新しくなったEクラス・ステーションワゴンの目玉は
クリーン・ディーゼル!
文=荒井寿彦(本誌) 写真=望月浩彦



 新型メルセデス・ベンツEクラスに、待望のステーションワゴンが加わった。パワートレインはセダンと同じで、1.8リッター直4直噴ターボの250CGIから6.2リッターV8のE63AMGまで7種類もなる。大磯プリンス・ホテルで開かれた試乗会ではE250CGI、E350(3.5リッターV6)の4マチック、そして目玉のディーゼル・モデル、E350ブルーテックが用意されていた。
 セダンよりカッコイイというのが第1印象だ。パール・ベージュというシャンペン色に輝くE350ブルーテックのボディは、クサビ型が強調されたプレス・ラインにより、とてもシャープに見える。同時にライバルより圧倒的に広い最大荷室容量1910リッターのトランクも確保している。機能性とスタイリッシュさの融合は、新型のデザイン・テーマだという。上の写真を見て欲しい。使い勝手向上のためにほぼ垂直に立ったリア・ピラーの下方を細くすることで、まるで大きく前傾しているように見える。張り出しを強調したリア・フェンダーとあいまった斜め後ろ姿は特に好ましい。
 インパネまわりは基本的にセダンと同じ。直線基調のモダンなデザインである。スターター・ボタンを押して、箱根ターンパイクを目指した。エンジンは3リッターV6直噴ターボ・ディーゼルだ。わずか1600rpmで最大トルク55.1kgmを発生する力持ちで、1960kgという重いボディを苦にしない。箱根ターンパイクの胸突き坂もイッキに駆け上がる。ターボラグや7Gトロニックの変速ショックもなし。前990kg、後970kgという前後重量配分もあってハンドリングがいい。ボディのしっかり感も開口部の広いワゴンとは思えないほどだ。素晴らしい! 残念だったのは荒れた路面でのゴツゴツした乗り心地。尿素タンク搭載により採用されたランフラット・タイヤのせいだろう。
車内は落ち着いた雰囲気で居心地がいい。
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車内は落ち着いた雰囲気で居心地がいい。後席はワンタッチで倒れる。
 箱根の峠道を飛ばして試乗会場へ戻ったときの燃費は11.6km/リッターだった。10・15モードは旧型ディーゼル・モデルの9.1km/リッターから13.4km/リッターへと大幅に向上している。排ガスに尿素水溶液を噴射しNOxを無害な窒素と水に分解するブルーテック・システムにより、エンジン自体でNOx抑制の必要がなくなった結果、燃焼効率が上がったからだという。広い荷室と長い航続距離の相性は抜群だ。じつに魅力的なクルマだ、と思った。
 ガソリン直噴のE250CGIも良かった。最大トルクは31.6kgmだが、E350ブルーテックより190kgも軽いので軽快だ。ランフラットのゴツゴツ感もない。価格はE350ブルーテックが833万円、E250CGIが669万円。どちらもエコカー減税と補助金の優遇措置が受けられます。
後席を倒さずにゴルフ・バッグ4つを飲み込む荷室。
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後席を倒さずにゴルフ・バッグ4つを飲み込む荷室。使い勝手も抜群にいい。
尿素の水溶液タンクは荷室床下にある。
4900×1855×1500mm。
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尿素の水溶液タンクは荷室床下にある。消費量は1000kmで約1リッター。
4900×1855×1500mm。セダンよりリアのオーバーハングが120mm長い。



(2010年5月号掲載)
 
 
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