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4x4専門メーカー、ランド・ローバーの新しい中核モデル、ディスカバリー3にスコットランドで乗る。


ランド・ローバー・ディスカバリー3
LANDROVER DISCOVERY 3/ランド・ローバー・ディスカバリー3


この味わいはジャガーです!


今年早々のニューヨーク・ショウで発表された新型ディスカバリーの国際試乗会がスコットランドで開かれた。ジャガーV8搭載のハイテクSUVは、ランド・ローバーのプレミアム化を成功させるか。
文=今尾直樹(本誌) 写真=ランド・ローバー・ジャパン
ジャガーの魂

 その日のスコットランドは、雨が降っているのに空は晴れていたりするキツネの嫁入り。私は新型ディスカバリーをドライブしながら、これがジャガーであっても少しもおかしくない、と思うのであった。それというのも、第3世代のディスカバリーはジャガー製V8改を搭載するからだ。エンジンは自動車の魂。ランド・ローバー、農業用4WDに、ジャガーの魂が宿っちゃったのである。サー・ウィリアム・ライオンズが生きておられたら、なんとおっしゃられたことでしょう。
ランド・ローバー・ディスカバリー3
ランド・ローバー・ディスカバリー3
(写真上段)岩場では“テレイン・レスポンス”の走行モードを(5)岩に。トランスファーはロー・レインジを選択。自動的に車高が上がって、アクセル・レスポンスやトラコンが最適制御される。ホイール・ストロークの長さも印象的。(写真中段)泥/轍モードで楽々。(写真下段)川の中をジャブジャブ行く。水深700mmまでOK。
 4年前にフォード傘下に入ったランド・ローバーはジャガーとほぼ統合され、ドライブトレーンは共同開発しているという。つまり、いまやジャガーとランド・ローバーは一心同体。ランド・ローバーならぬランド・ジャガーなのである。このジャガー・エンジンのおかげで、新型ディスカバリーはレインジ・ローバー以上にブリティッシュネスの気品漂う、オン/オフ両刀のハイテク万能4WDに生まれ変わったのだ。
 日本上陸は05年春。早ければ2月の終わり、遅くとも3月が見込まれている。価格は500万円台後半から700万円台後半だが、500万円台はフォード製の4リットルV6版。それでも、ジャガーV8を積んだクルマが800万円以下! しかもエア・サス付きで7人乗れて、オン・ロードのみならず、英国版ジープたるランド・ローバーのオフ・ロード性能を持つ。着座位置はアナタ、ベントレーよりもはるかに高いのだから、うううむ、これは買いでしょう。
 前ふりはこれぐらいにして、順をおってご説明しましょう。2年前に発売されたレインジ・ローバーの成功に、ランド・ローバー・ブランドを仲間入りさせるべく開発されたのがディスカバリー3である。フォード傘下に入って開発された第1号車でもあり、今後のランド・ローバーの中核となるモデルだけに、メチャクチャ力が入っている。
 プラットフォームは新設計で、まったくのオリジナル。全長×全幅×全高は4835×1915×1882mm(ガラス・ルーフ)。先代ディスカバリーより115mm長く35mm広くなっている。高さはルーフ・レールやガラス・ルーフなどによって若干異なるが、130mmほど低くなっている。ホイールベースは2885mmで先代比345mmも長くなっており、2880mmのレインジ・ローバーに近づいた。それでも全長はレインジより115mm短い。ロング・ホイールベースで、タイヤが四隅にあるということだ。
ランド・ローバー・ディスカバリー3


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