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ランボルギーニ・ガヤルドLP560-4スパイダーにカナリア諸島テネリフェで乗る。


ランボルギーニ・ガヤルドLP560-4スパイダー
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Lamborghini Gallardo LP560-4 Spyder/ランボルギーニ・ガヤルドLP560-4スパイダー

ガヤルドLP560-4スパイダーのおさえどころ

●LP560-4クーペ同様、よりアグレッシブに進化したデザイン。
●クーペ譲りの直噴V10を搭載し、パワーは旧型比40ps増しの560psに。
●これまたクーペ同様の軽量化により、旧型比20kg減の乾燥重量1550kgを実現。
●旧型より0.3秒速い0-100km/h加速4秒、最高速324km/hを誇る一方、燃費を18%削減。



南の火山島に響いた爆音



ガヤルドLP560-4クーペのデビューから1年。今度はスパイダー版が登場した。
その国際試乗会の舞台に選ばれたのは、大西洋に浮かぶスペインのカナリア諸島。
オープン・エアとワインディングを同時に楽しむには絶好の南の島からのリポート。
文=村上 政(本誌) 写真=アウトモビリ・ランボルギーニS.p.A


 大西洋に浮かぶ常春のリゾート、スペイン領カナリア諸島。そのなかでも最大の面積と一番高い山を持つテネリフェ島が、今回の新型ランボルギーニ・ガヤルドLP560-4スパイダーのお披露目の舞台だった。
 昨年のLP560-4クーペの国際試乗会はアメリカのラスベガスで開かれた。巨大なオーバルと小さなインフィールドのコースを持つラスベガス・モーター・スピードウェイを思う存分走り回ったのを思い出す。
 一方、テネリフェには、むろんサーキットはない。しかし、その代わりにスペインの最高峰となる標高3718mのテイデ山に向かうワインディングがあった。オープン・エアの快適性とスーパー・スポーツのパフォーマンスを同時に体験するには絶好の環境である。しかも、宿泊先は超豪華リゾート・ホテル。ランボルギーニのツボを押さえた粋な計らいに感謝しなければなるまい。
 試乗当日、ホテル正面の駐車場には色とりどりのガヤルドLP560-4スパイダーが並べられていた。最近日本のみならず世界中で流行っているという白だけでも、純白とパール、マットの3種類があったし、そのほかにもレモンのようなイエローやメロンのようなグリーンなど、スパイダーにふさわしい軽やかな色が豊富に用意されているのがうれしい。そのうちの1台に乗り込んでキイをひねると、ブォォーンと派手な雄叫びを上げて運転席の背後に縦置きされた5.2リッターV10ユニットが目を覚まし、獣の唸り声のような低いアイドリング音をたて始めた。
 昨年のLP560-4クーペとともにデビューしたこの新ユニットは直噴化されたヘッドや12.5まで高められた圧縮比を持ち、リッター107psを超える560psを8000回転で発生する。車名の「560」の由来である。ちなみに「LP」は、エンジンの搭載位置を表す「縦置き、後方」を意味するイタリア語のイニシャル。「4」は4輪駆動であることを示している。ビスカス・カップリングを使った4駆システムは通常時30対70の割合で前後輪にトルクを配分。トランスミッションは6段マニュアルのほか6段セミATのeギアもオプションとして用意されており、今や世界中のオーナーの大多数が後者を選んでいるという。
 そのほかに特筆すべきは、前後ダブルウィッシュボーンの足回りがリファインされたこと。そしてパワーアップしながら約20kgも軽量化されたことで、その結果、0-100km/h加速は旧型よりも0.3秒速い4秒ジャスト、最高速は324km/hというのがメーカー公表値だ。しかも、CO2の排出量は旧型より18%も低減しているという。

ランボルギーニ・ガヤルドLP560-4スパイダー
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カーボン・パッケージを選ぶと、センターコンソールのパネルがカーボン製になる。シフト・モードの切り替えボタンの後ろのトグル・スイッチは左がソフト・トップの開閉、右がウインド・ディフレクターを上下させるためのもの。
ランボルギーニ・ガヤルドLP560-4スパイダー
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ランボルギーニ・ガヤルドLP560-4スパイダー
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基本的なインテリアのデザインは旧型から不変。ただし、ナビ画面の下にズラリと並ぶトグル・スイッチが、LP560-4同様、クラシカルな銀メッキを施されたようなルックスのものに変更された。

レザー・シートには、ボディ同色のスティッチが施されていた。



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