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ポルシェ911カブリオレにスペイン・カナリア諸島で乗る。
いざ、オープン・カー・ライフへ! 第4部 最新オープン・カー海外試乗篇 その(1)


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PORSCHE 911 Cabriolet



世界一の幸せ者が乗るクルマ


昨年フルモデルチェンジした新型911に早くもカブリオレ・モデルが加わった。
アルミを多用したボディに加え、幌もマグネシウムを使うなどして軽量化した最新オープン・ポルシェの乗り味はどうか。大西洋に浮かぶ島からの報告。

文=村上 政(本誌) 写真=ポルシェ・ジャパン(小川義文)



 朝起きると、グラン・カナリア島にあるゴルフ場つきの高級リゾート・ホテルの玄関には、色とりどりの新型911カブリオレの試乗車が並べられていた。ホワイト、レッド、グレーなど従来からある色のほかに、薄いイエローやベージュのような微妙な色合いのボディ・カラーが加わったのが新型911の特徴で、そこにこれまた色とりどりのルーフが組み合わされた姿は、ハッとするほど美しく、圧倒的にスタイルのいいクルマになったと思った。
 極端に言うと、これまでの911カブリオレはミツバチみたいなカッコウをしていた。クーペだと、ボディのくびれとお尻の大きさのバランスがセクシーでカッコいいのだが、カブリオレにするとお尻の大きさばかりが強調されすぎて、ちょっと不格好な感じがあった。しかし、新型ではフロントのトレッドが拡がり、ボディのくびれが減った分、クーペのセクシーさは薄れたが、そのかわりカブリオレが端正な美人になった。
 もうひとつ、新型カブリオレのデザイン上の特徴はルーフ形状にある。これまではややモッコリしていたのが、新型ではクーペとほぼ同一のスッと流れるようなルーフ・ラインを得た。そのおかげで屋根を閉じていてもカッコいい。構造材にマグネシウムを使った幌は、より大きく頑丈になったにもかかわらず35kgと軽量で、開閉に要する時間も13秒と、先代より7秒も短縮されている。
 ついでにもう少しスペックを紹介しておくと、アルミとスチールの軽量ハイブリッド・ボディを持つのはクーペと同じで、ボディ重量はカレラのPDKモデル比で先代より60kg減。Cd値はクーペの0.29に対して0.30とほぼ同じ。動的ねじれ剛性は先代比18%向上。その一方で、アイドリング・ストップ機構や巡行時にギアをニュートラルにするコースティング機構の導入により約15%の燃費改善を実現しているという。
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俯瞰して見ると、これまでとはボディ前後のプロポーションが変化しているのがよく分かる。これまでの911カブリオレは極端にお尻が大きい蜜蜂のような印象だったが、新型は違う。フロント・アクスルのトレッドが先代モデルよりも52mm拡大され、フロントの車幅が61mm拡がった結果、バランスがよくなり、より美しくなった。


 
 
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