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ランボルギーニ・ムルシエラゴLP640を副編ふたりでテスト!


LAMBORGHINI MURCIELAGO LP640/ランボルギーニ・ムルシエラゴLP640
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LAMBORGHINI MURCIELAGO LP640/ランボルギーニ・ムルシエラゴLP640



吹けよ嵐、呼べよ竜!


6.2リッターから6.5リッターに拡大、580psから640psへと成長したミドシップ4WDの猛牛スーパーカー、
ランボルギーニ・ムルシエラゴLP640を東京〜箱根・伊豆でテストした。
文=今尾直樹+村上 政(ともに本誌) 写真=望月浩彦


クンタッチ!

今尾 クルマ離れが進んでいるといわれるニッポンですが、やっぱりランボの12気筒はスゴイね。夜、柳橋で撮影していたら、ず〜っと見ているオジサンがいたし、箱根ターンパイクの大観山では駐車した途端、幼稚園児ぐらいの子が近寄ってきた。「これはなんというクルマですか」と聞かれるのはさみしいが、それでも集客力はさすがカウンタック直系。
村上 シザー・ドアの威力は凄いですね。ドアを撥ね上げただけで、おおーっ、という声がどこかから聞こえてきそうな雰囲気がある。同じランボルギーニでも、押しの強さではガヤルドより1枚も2枚も上手。しかもLP640になって、エクステリア・デザインがグッと洗練された。その分、アクの強さは薄れたかも知れないけど、エレガントになった新しいムルシエラゴ、私は好きです。
今尾 ボディはちょっとだけ大きくなったんでしょ。
村上 全長×全幅×全高=4610×2058×1135mmで、旧型よりも30mm長く、13mmワイドになった。高さと2665mmのホイールベースは不変。長くなったのは前後バンパーの形状変更によるもので、ワイドになったのは左右アシンメトリーになったサイド・スカートの分。そのほか、LEDを使ったリア・コンビネーション・ランプや追加された大型ディフューザー、超大径の1本出しとなったエグゾースト・パイプが、外観上の主な変更点です。
LAMBORGHINI MURCIELAGO LP640/ランボルギーニ・ムルシエラゴLP640
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01年登場のムルシエラゴが5年を経てLP(LongitudinalePosteriore=縦後方配置)640に進化。ガヤルド風のフロント・エア・ダクトが、むしろエレガント。
今尾 なんだか知性的になった。最新空力理論によってデザインされた感がある。クンタッチ(カウンタックのイタリア人風の発音。「スゴイ!」という意味)はそれこそ宇宙船だったけれど、35年を経て時代が追いついてきた。“LP”の2文字が復活して、640は昔みたいに排気量じゃなくて、最高出力を示している。フェラーリ・エンツォの660psには負けるものの、シリーズ生産車では旗艦たる599(GTBフィオラノ)の620psを上回っているからに違いない。排気量の6.5リッター、650でも勝ってるけど、それじゃ能がない。打倒フェラーリこそランボのアイデンティティ。ところで、技術的に目新しいことはあるの?
村上 特別な技術革新はないけれど、60度のバンク角を持つV12エンジンは、6192ccから6496ccに排気量がアップされただけでなく、吸排気系やヘッドまわりなどに大幅な改良が加えられている。圧縮比も10.7から11に高められ、排気音にもチューニングが施された。それと同時にギア比を旧型より低めた結果、0-100km/h加速は3.4秒で、旧型を0.4秒上回っており、599より0.3秒速い。最高速は旧型より10km/h速い340km/hです。
今尾 驚いたのは、6.2リッター時代より滑らかで静かになっていること。私の記憶では、これまでのムルシエラゴのV12って、ぐわらんぐわらんがらんごきんぐわぐわぐわぐおーっ、と鋼鉄製というよりは岩石製みたいなサウンドと回転フィールだった。
村上 LP640はシューッと回る。
今尾 前は、ぐわらんぐわらんがらんごきんぐわぐわぐわぐおーっ。
村上 新型はシュワアアアアッ。
今尾 ぐわらんぐわらんがらんごきんぐわぐわぐわぐおーっ。
村上 シュワアアアアッ。
今尾 どっちが好きですか。

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