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ランボルギーニ・アヴェンタドールに袖ヶ浦レースウェイで乗る。


Lamborghini Aventador LP700-4
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Lamborghini Aventador LP700-4/ランボルギーニ・アヴェンタドール LP700-4


大進化した猛牛の走り


ランボルギーニの新しい旗艦、アヴェンタドールの
試乗会がサーキットで開かれた。その走りの印象は?
文=村上 政(本誌) 写真=望月浩彦


 昨年9月の発売開始以来、日本では4100万2500円のプライス・タグをつけたアヴェンタドールが、80台も売れたという。もっとも、そのうち現時点までに納車されたのはたったの20台で、残りの将来のオーナーたちは首を長くして待っている状況である。アヴェンタドールはカーボン・モノコックを採用しているため、1日に窯で焼ける量が限られており、日本への割り当ては年40台に過ぎないという。すなわち、500万円の予約金を添えて今すぐに申し込んだところで、納車されるのは1年半以上先になる。
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 その稀少なスーパー・ランボルギーニの国内初の試乗会が、千葉県の袖ヶ浦レースウェイで開かれた。試乗会はインストラクターの運転するガヤルドの先導車の後ろに3台のアヴェンタドールが連なって走る形式で行われ、1セット4周の走行を3セット、計12周だけ体験させてもらうことができた。1周2kmほどで直線も短い小さなサーキットで、しかも先導車つきというのは、700psのモンスター・マシンの性能を試すにはいかにも物足りないが、それでも、その資質の一端はしっかりと感じ取ることができた。
外観にも内装にも六角形のモチーフが反復され
ミドに縦置きされる非直噴の6.5リッターV12ユニット
外観にも内装にも六角形のモチーフが反復され、何者にも似ていない独特の世界を作り上げている。大ぶりなシートの座り心地は抜群。


ミドに縦置きされる非直噴の6.5リッターV12ユニットは最高出力700ps/8250rpm、最大トルク70.4kgm/5500rpmを発生。シングル・クラッチの7段自動MTと第4世代ハルデックスの4WDシステムを介して4輪を駆動する。


半年あまりで6000km
 この新しい猛牛は、これまでのランボルギーニのフラッグシップ・モデルとは違い、本気で毎日使おうと思えば使えなくないほどの実用性を持ったクルマに仕上がっている。実際、日本に上陸した最初のロットの1台を手に入れたジャーナリストの西川淳さんは、この半年あまりですでに6000kmも乗ったという。これまでのスーパーカーだったら、そんなにマイレージを刻むのは考えにくいことだ。
 この日、改めてサーキットで乗ってみて、強く印象づけられたのも、運転のしやすさとハンドリングの素直さから来る、クルマとしての実用性の高さだった。先代の旗艦であるムルシエラーゴは、とにかく曲がらないクルマだったと記憶している。アンダーステアが強く、サーキットで思うように向きを変えるためには、うまくリアを滑らせてやる必要があった。オーバー600psのスーパーカーを滑らせるのはスリリングなことこの上なく、それはそれですこぶる楽しかったが、毎日乗るクルマではなかった。しかしアヴェンタドールは違う。まるでGT500クラスのレーシング・カーのようなダイナミック性能を持ちながら、毎日使おうと思えば使えるだけのフレキシビリティをも持ち併せているのだ。これは新時代の“使える”スーパーカーだ。大進化した猛牛の走りに、私は深く脱帽した。
メーターはすべてヴァーチャル表示になっている
メーターはすべてヴァーチャル表示になっている。中央の大型メーターは、ボタン操作で回転計と速度計を選択できる。

全長×全幅×全高=4780×2030×1136mm
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全長×全幅×全高=4780×2030×1136mm。ホイールベース=2700mm。車両重量=1820kg。車両本体価格=4100万2500円。



(2012年8月号掲載)
 
 
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