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第3試合 レクサスSC430対メルセデス・ベンツSLK280


LEXUS SC430 & MERCEDES-BENZ SLK280
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(手前)LEXUS SC430 (後)MERCEDES-BENZ SLK280


LEXUS SC430
ここがガイシャを超えてるポイント
・すべての感触がソフトで静けさに包まれたキャビン。
・存在を主張しないエンジン。なのに気がつくと速い。

ここが改革足りないポイント
・まるで新幹線に乗っているような接地感のない乗り味。
・ワインディングで馬脚をあらわすユルい足まわりとボディ。


LEXUS SC430 レクサスSC430
MERCEDES-BENZ SLK280 メルセデス・ベンツSLK280
LEXUS SC430 レクサスSC430
日本では4代目「ソアラ」として2000年から販売されていたが、今回、改名と同時にマイナーチェンジ。最高出力=280ps/5600rpm、最大トルク=43.8kgm/3400rpmの4.3リッターV8をフロントに縦置きし、6速ATを介して後輪を駆動。全長×全幅×全高=4535×1825×1355mm。ホイールベース=2620mm。車重=1730kg。車両本体価格=680万円。

MERCEDES-BENZ SLK280 メルセデス・ベンツSLK280
昨年、全面改良され2代目になったSLKシリーズに、今年新たに加わった最廉価モデル。最高出力=231ps/6000rpm 、最大トルク=30.6kgm/2500-5000rpmの3リッターV6をフロントに縦置きし、7速ATを介して後輪を駆動。全長×全幅×全高=4090×1810×1300mm。ホイールベース=2430mm。車重=1470kg。車両本体価格=609万円。



クルマと「の・ようなもの」


目下、新生レクサスの最高級モデルに位置しているのが、「ソアラ」改めSC430だ。
同じバリオ・ルーフを持つ、メルセデス・ベンツSLK280と比較してどうなのか。
文=村上 政(本誌) 写真=望月浩彦


レクサスは宗教である

 「レクサスは宗教である」と、とりあえずそう言い切ってしまうことから、この稿を書き出すことにしようと思う。ここでいう宗教とは、人を信じさせ、平穏無事の境地に導き、世の中のほかの物事に対して盲目にするもの、という程度の意味である。
 私がいかにしてレクサス教の信徒になりかけ、覚醒したか。ここにその一部始終を報告することにしよう。
 私が美しいコスモシルバーのボディ・カラーを纏った新しいレクサスSC430に対面したのは、10月初めのある土曜日の夜のことだった。
 ドアを開けると、サイド・シルにLEXUSの白い文字が浮き上がっているのに、オオッとのけぞる。
 キャメル・カラーのレザー・シートに腰掛け、キイを捻ってエンジンを始動すると、「今日は○月×日土曜日です」と女性の声でクルマが語りかけてきた。これがレクサス流のおもてなしというヤツらしい。
天然木とレザーをふんだんに使ったゴージャスな内装
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天然木とレザーをふんだんに使ったゴージャスな内装。オーディオはマークレビンソンを標準装備。
 このSC430は、目下のところ日本におけるレクサス・ブランドの最高級モデルで、車両本体価格は680万円。さらに試乗車には、オプションとして、15万7500円の8層塗りが自慢のボディ・カラーと2万1000円のランフラット・タイヤ、3万1500円のリア・スポイラーが付加されて、701万円のプライス・タグがついている。
 しかし、正直なところ、編集部にかつて長期リポート車としてあった「ソアラ」車両本体価格600万円と比べて、特別に高級になった感じはしなかった。濃紺のボディにエクリュと呼ばれる純白の革内装を持ったソアラも十分に豪華な仕様だったし、夜にはサイド・シルにSOARERの文字が浮き上がっていたのだ。
 見た目変わったのは、フロント・グリル中央のペガサスがLマークになったこと。円盤みたいだったホイールのデザインが、ちょっとスポーティな5スポークのものになったこと。あとはヘッドライトまわりがやや鋭い印象になったかな、という程度で、あまり変わり映えがしない。
 それは走り出しても同じだった。タッチの軽いアクセレレーターを踏み込んでいくと、いつのまにか動いていたんだ、とハッとするほど発進トルクを感じさせずに動き出す。かつて、ソアラのことをまるで新幹線みたいだと思ったのを思い出した。クルマとは思えないような滑らかさ。まるで接地していないようにスルスル走るのが、ソアラ=SC430の走りの特徴で、その点ではレクサスSC430に、トヨタをぶっ壊すような大改革も、人を引き付けるような魅力も見ることはできなかった。


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page2 大幅に進化した乗り心地

 
 
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予めご了承くださいますようお願い申しあげます。



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