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最新スポーティ・カー国際試乗会3連発!その(3)
マゼラーティ・クワトロポルテ・スポーツGTにイタリア・モデナで乗る。


MASERATI QUATTROPORTE SPORT GT/マゼラーティ・クワトロポルテ・スポーツGT
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MASERATI QUATTROPORTE SPORT GT/マゼラーティ・クワトロポルテ・スポーツGT



4ドアのフェラーリ!


フェラーリ製V8をフロント・ミドに搭載するスーパー・スポーツ・サルーン、
マゼラーティ・クワトロポルテに、さらなるスポーツ性を追求したモデルが加わった。
その名も「スポーツGT」。イタリア・モデナで開かれた国際試乗会からの報告。
文=村上 政(本誌) 写真=コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド





 かつてライバル関係にあったフェラーリへの配慮から、1954年のA6GCSクーペを最後にマゼラーティと袂を分かったピニンファリーナが、50年ぶりに一からデザインを手がけて、2004年にデビューしたクワトロポルテ。その背景には、マゼラーティが93年にフィアット傘下に入り、97年にはフェラーリにマネージメントが委ねられた経緯があったのは、言うまでもない。
 デザインがピニンファリーナなら、設計を担当したのはフェラーリそのもの。フェラーリ製の4.2リッターV8をフロント・ミドに搭載し、トランスアクスルというスポーツカーのようなレイアウトを持つこの4ドア・サルーンは、ドイツ勢に席巻された感のあった高級車市場にまったく新たな風を吹き込んだ。
 販売も好調なようで、03年のマゼラーティの総販売台数3052台に対し、04年は4636台、昨年は5659台という急成長ぶりを見せている。マゼラーティは今年、6000台の生産を予定しているが、その6割以上をクワトロポルテが占める。
 そして、その好調クワトロポルテのさらなる販売促進起爆剤として昨年9月のフランクフルト・モーターショウでデビューしたのが、ラグジュアリーとスポーティというこのクルマの持つふたつの要素をそれぞれ際立たせた、「エグゼグティブGT」と「スポーツGT」の2台だった。
 ノーマルのクワトロポルテの1396.5万円に対し、すでに日本上陸を果たしたエグゼクティブGTの車両本体価格は1554万円。一方、日本でも予約受注が始まったスポーツGTには、1512万円というプライス・タグがつけられている。





エキゾースト・システムの変更で排気音はよりスポーティに
エキゾースト・システムの変更で排気音はよりスポーティに。
前後47:53の重量配分がスポーツカー並みの切れ味鋭いハンドリングをもたらす
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前後47:53の重量配分がスポーツカー並みの切れ味鋭いハンドリングをもたらす。



20インチの超特大ホイール

 ノーマルの18インチに対し、ふたまわりも大きな20インチのサイズを持つ、新たなデザインのアルミホイールが、「スポーツGT」がなにより走りのパフォーマンスを追求したモデルであることを物語っている。
 フロント・グリルにはブラック・メッシュが施され、その中央のエンブレムには、歴代のマゼラーティ・レーシング・モデルにのみ許されていた2本の赤い横線が入る。現在のマゼラーティのラインナップでこのエンブレムを持つのは、グランスポルトとこのスポーツGTだけだ。
 サイドの特徴は、フロント・グリル同様ブラック・メッシュが施された3つの小さなエア・インテークと前述の20インチ・ホイール。その7本あるスポークの間からは、クロスドリルド・タイプに変更されたブレーキ・ローターとチタン・カラーに塗られたブレンボ製キャリパーが覗く。さらに細かく観察すれば、ブレーキホースも、制動時の膨張を抑え、ソリッドな操作感を実現するメタルメッシュ・ホースに交換されているのが見てとれる。
 左右2本ずつ4本のエキゾースト・パイプを持つリア・ビュウにはノーマルとの違いはないが、エキゾースト・システムは専用のものに変更されており、高回転時にはよりスポーティなサウンドを奏でるという。
 そのほか、メカニズム面での変更点は、フェラーリのF1シフトやマゼラーティ・クーペやスパイダーのカンビオコルサと同じシステムを持つ6速セミAT、マゼラーティ・デュオセレクト(クワトロポルテではこう呼ぶ、略してMDS)のCPUを進化させることにより、スポーツ・モード時のシフト速度が35%も短縮されていることだ。また、スカイフック・サスペンション・システムの制御ソフトも専用プログラムに変更されており、よりダイナミックな特性を持たせてあるという。

MASERATI QUATTROPORTE SPORT GT/マゼラーティ・クワトロポルテ・スポーツGT
(写真上)黒い餅網状グリル、トライデントに赤い線。
(写真下)Bピラーには「SportGT」の文字が入る。


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