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適正価格+過剰満足の、日本とイギリスとイタリアの3台。


スバル・インプレッサ S204、ミニ・クーパーSコンバーティブル・ジョン・クーパー・ワークス、アルファ・ブレラ 2.2JTS
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(左より)スバル・インプレッサ S204(6MT/480.9万円)、ミニ・クーパーSコンバーティブル・ジョン・クーパー・ワークス(6MT/387.75万円)、アルファ・ブレラ 2.2JTS(6MT/436万円)



楽しきかな、400万円車!


徳大寺有恒・自動車巨匠のありがたいおはなしの後は、本誌編集長が、400万円前後のクルマのなかから、 クルマ好きにうってつけの3台を選んでおもいのたけを述べる。2+2のクーペ、4座コンバーティブル、 そしてスーパー・スポーツ・サルーンと、タイプの異なる400万円カーに、どんな魅力があるのか?
いずれも2000万円級のクルマたちのハナをあかす実力がある、と編集長が言い切るのは、日本とイギリスとイタリアの400万円カー。推薦の熱弁をたのしんでください。
文=鈴木正文(本誌) 写真=望月浩彦


夜中のフェラーリ

 夜中の都心で路肩に駐車するフェラーリを見かけるのは、夜中の都心ではめずらしくない。こないだも赤い1台を見かけた。フェラーリを持ったことがないフェラーリ好きの僕だから、街角で遭遇するすべてのフェラーリをじっと見る。その夜はF430で、内装はありがちなベージュだった。僕だったら内装は黒にする、とおもいつつ見ていると、40歳前後のハンサムな、遠目からも仕立てのよさがわかるジャケットにタイをした男性がそれに乗り込んだ。華やかなメイクを施したドレス姿の若い女性が、こぼれそうな白い歯を見せて隣に乗った。V8がバフォンと唸り、アアアアンというしびれるノイズを置き去りにしてそれは走り去ったのだが、音のわりにはゆったりとした加速ぶりだった。
いずれも個性的な3台の400万円カー
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いずれも個性的な3台の400万円カー。どのクルマもスポーツカー並みの運転の楽しさがありながら4人乗れるという点ですこぶる実用的。
 そんな使われ方をしているフェラーリを目にすることは、「格差時代」といわれるいまどき、都心でのほとんど日常的な些事だ。さいきんはベントレー・コンチネンタルGTやアストン・マーティンDB9なども、似た雰囲気のシチュエーションで見かける。「またか」みたいな感じで。
 とはいえ、2000万円級のいいクルマを乗りまわして、人生の味のよいころあい、つまり旬の時をたのしむのはステキなことだ。けれど、ちがうやり方もあるんじゃないか、とその夜はおもった。仮に2000万円級のクルマがすんなり買えるような境遇だったとしても、別の選択があっていい、と。赤いF430のハンサムなドライバーは、ことによると、いま僕が欲しいとおもっているこれから紹介する3台のどれかに乗ると、この格差時代にもっとステキに見えるかもしれないぜ、と。
 フェラーリやベントレーやアストンを持っている人もふくめて、クルマが好き好き好きで大好きな人に、僕が自信をもってすすめる400万円内外のクルマは、スバル・インプレッサS204、ミニ・クーパーSコンバーティブル・ジョン・クーパー・ワークス、そしてアルファ・ブレラ2.2JTSの3台だ。それらは僕じしんがいま、欲しいとおもっているクルマでもある。この3台に乗ると、「クルマの楽しみは400万円で全部味わえる!」という下野康史さんの名言が本当に名言だなあ、とおもえてくる。


 
 
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