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その1 三菱 ランサー・エボリューションX


MITSUBESHI LANCER EVOLUTION X/三菱 ランサー・エボリューションX
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LANCER EVOLUTION X


三菱 ランサー・エボリューションX
ひと回り大きくなり、新たなスタイリングを得ると同時に、中身も一新された10代目。新開発の4B11型2リッター直4ターボは最高出力=280ps/6500rpm、最大トルク=43.0kgm/3500rpmを発生。5段MTないし6段SSTを介して4輪を駆動する。全長×全幅×全高=4495×1810×1480mm。ホイールベース=2650mm。車重=1420〜1520kg。価格はRSの299.7750円からGSR(SST)の375.06万円まで。



15年目の心機一転!


初代のデビューから15年。10代目に進化した
国産高性能4WDセダンの雄が目指したものは?
文=村上 政(本誌) 写真=柏田芳敬




 今年8月にデビューしたギャラン・フォルティスをベース車として、新たに生まれ変わったランサー・エボリューションXに、テスト・コースとミニ・サーキットでいち早く試乗する機会を得た。三菱みずから、「今回はスタイリングのみならず中身も一新した」と言うように、15年前のエボI登場以来、ラリーをはじめとするモーター・スポーツ・フィールドで戦う高性能4WDセダンとして、内外の走り屋の熱い視線を浴びてきたこのシリーズも、10代目にして大きな転機を迎えているようだ。
 まず、明らかな違いはボディ・サイズだ。先代のエボIX・MRに対して、全長こそわずか5mmプラスにとどまるものの、全幅が40mm、全高も40mm、ホイールベースが25mm拡大されて、ひと回り大きくなった。その結果、車重も先代比約100kg増加し、今回主に試乗した高級仕様のGSRでは、1.5tを超えている。
 むろん、軽量版のRSも残されているが、今や主力はGSRの方だろう。ATモデルやステーションワゴン版まで登場したこの数年の進化の流れからも明らかなように、ランエボは年々、モーター・スポーツのベース車両という枠組みから逸脱し、より幅広い走り好きを対象にしたロード・カー志向を強めてきた。そして、この10代目に至って主客は完全に逆転し、「誰もが気持ちよく安心して“高い次元の走り”を楽しめる」大人の高性能GTカーを目指すことを明確に打ち出してきたのだ。


旧型エボIX・MRより全長が5mmメートル、全幅が40mm、全高が40mm拡大したボディ
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旧型エボIX・MRより全長が5mmメートル、全幅が40mm、全高が40mm拡大したボディ。


三菱 ランサー・エボリューションX
(写真左)シンプルで機能的なコクピット。メーターまわりはアルファ風。
(写真右)GSRの前席にはレカロ製フルバケット・シートを採用。


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