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第8試合 ロータス・エリーゼS vs マツダ・ロードスターNR-A


ロータス・エリーゼS & マツダ・ロードスターNR-A
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LOTUS ELISE S & MAZDA ROADSTER NR-A



人馬一体が、人機一体に挑む!


世界にもっとも影響を与えた日本のスポーツカーといえば、
マツダ・ロードスターをおいてほかにない。実のところ、ロータス・エリーゼだって、
ロードスターが世界的なヒット作とならなければ、開発されなかったのではないか。
日本と世界を代表する軽量オープン・スポーツに成長した2台の勝者はどちら?
文=村上 政(本誌) 写真=望月浩彦




 2シーターのオープン・スポーツカーが好きだ。走る楽しさをもっともピュアな形で伝えてくれるのが、この車型のクルマだと思うからだ。なかでも、ポルシェ・ボクスターとマツダ・ロードスターはもっとも好きな2座オープン・スポーツカーだ。ハンドリングと乗り心地、軽快感と重厚感、運転する気持ち良さと緊張感がこれほどうまくミックスされたクルマを、私はほかに知らない。
 今回、そのうちのロードスターを、ロータス・エリーゼと対決させることになった。この企画が編集会議に上った時から、個人的には勝敗はハッキリしていると思っていた。むしろ、どうしてロードスターがこんなに素晴らしいのか、その理由をエリーゼと比較して改めて明らかにすることこそが、今回のテストの最大の目的だと考えていたのである。
 テスト車として選んだのは、長期リポート34号車としていつも乗っているロードスターNR-Aと、エリーゼ・シリーズのエントリー・モデルであるエリーゼS。レース用にチューニングした車両と“素”の最廉価版という違いはあるが、そもそもエリーゼはそのままサーキットを走れるほどのパフォーマンスを持っているわけだし、エリーゼSは最廉価といったって、値段はNR-Aの倍以上もするのだから、決して不公平な選択とは言えないだろう。
 今回はこの2台をサーキットではなく、都内の一般道や高速道路、箱根の峠道で比較試乗することで、日常的に使えるスポーツカーとしての能力を判定したいと思った。ナンバーのついたロード・カーである以上、サーキットより一般道を走る機会の方がずっと多いのが通常だからだ。


ロータス・エリーゼS
ロータス・エリーゼS
1995年のフランクフルト・モーターショウでデビューした現代のライトウエイト・スポーツの代名詞的存在。押し出し成形のアルミ製バスタブ型シャシーにFRP製パネルを被せた超軽量ボディのおかげで抜群のハンドリングを誇る。モダンな外観を持つ現行型は2000年登場。エリーゼSの追加は2007年で、ミドに横置きされるトヨタ製1.8リッター直4DOHCは最高出力=136ps/6200rpm、最大トルク=17.6kgm/4200rpmを発生。5段MTを介して後輪を駆動。全長×全幅×全高=3800×1720×1130mm。ホイールベース=2300mm。車重=860kg。価格は462.7万円。


マツダ・ロードスターNR-A
マツダ・ロードスターNR-A
1989年デビューの初代は海外でもMX-5として販売されて大ヒット。その後、98年に2代目登場。現行型は2005年デビューの3代目で、プラットフォームから一新された。NR-Aは昨春追加されたレース用のベース車両で、車高調整機構付きビルシュタイン社製ダンパーやトルク・センシング式スーパーLSDを備える。フロントに縦置きされる2リッター直4DOHCは最高出力=170ps/6700rpm、最大トルク=19.3kgm/5000rpmを発生。5段MTを介して後輪を駆動する。全長×全幅×全高=3995×1720×1245mm。ホイールベース=2330mm。価格は230万円。


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