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ホンダ・インサイト


HONDA INSIGHT/ホンダ インサイト
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ああ、エコはどちらに輝く!?


青コーナー、挑戦者ホンダ・インサイトL。1190kg、205万円。
赤コーナー、トヨタ“レンタカー”プリウス。1260kg、1日1万円少々。
文=ENGINEテスト・グループ 写真=小野一秋






グリーン・マシン vs レンタカー

 ホンダが「グリーン・マシン1号」としてトヨタにたたきつけた挑戦状、新型インサイトは、はたして乗るとどうなのか? 元祖ハイブリッドのプリウスと直接乗り較べることで、その出来栄えを確認する、というのが本テストの目的である。
 インサイトのテスト車は、ホンダ広報から借り出した、G、L、LSと3種類あるなかの真ん中のグレード。車両本体価格は205万円。テスト車はナビ・システム、24.9万円等のオプションを装着しており、総額262.45万円になる。
 プリウスは諸般の事情により、レンタカーを使用した。レンタカー代は1日1万円少々。走行距離は1万6994kmである。
 2台を連ねて都心を出発したのは朝10時半ごろだった。私はスズキ編集長と一緒にまずプリウスに乗り込んだ。運転席にスズキ編集長。ひさしぶりにプリウスのステアリングを握った編集長は、一般道、首都高2号線を走りきったあたりで、「さすがトヨタだね。ハンドリングも決して悪くない」と完成度の高さに舌を巻いた。1.5リッター直4エンジンとモーターの連携も見事である。町中ではときにモーターだけで走り、その際は当然ものすごく静かで、ソフトな乗り心地とあいまって、まるでクラウンみたい、と私は思った。
 東名高速に上がり海老名SAで給油満タンにし、そこから満タン法による燃費計測を始めた。
 インサイトに乗り換えたスズキ編集長は、「これは1.8リッターのフツウのクルマみたいだ。ハイブリッドっぽくはないけれど、1.3リッターにしては異様に力がある。乗り心地はプリウスと較べると硬いね。バネ・レートはいくつだろう」とつぶやいた。インサイトのバネ・レートは前22Nm/mm、後ろ33Nm/mmで決して硬くない。タイヤはインサイトが175/65R15、プリウスが185/65R15で、プリウスのほうが太い。
 インサイトはNVHでも負けている。細かい振動がフロアに伝わるし、ロード・ノイズの侵入をより盛大に許す。長所もある。インサイトはフツウのクルマのようにエンジン・ブレーキが利くが、プリウスは利かない。プリウスはエネルギーを回生すべく、ブレーキをおのずと踏ませるセッティングにしているのだろう。
全長4445×全幅1725×全高1490mm
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全長4445×全幅1725×全高1490mm。ホイールベース2700mm。1.5リッター直4(76ps)+モーター(68ps)。
 1.3リッターガソリン・エンジンを主体とするインサイトはCVTを備えている。燃費優先のECONモードを選んだまま、アクセルを急激に開けると、CVTのプーリーのアクセル・ペダルへの追随が遅れる。走り屋には向かないモードというべきだが、やさしくアクセルを踏んでいる限り、この違和感は生じない。
 牧の原SAから再びプリウスに乗り換える。「トルクの違いは明らかでペダルを踏み込む必要がない。ドライバビリティはプリウスのほうがいい。2.6リッターV6並みのパワーがある。トルクの立ち上がりはV8並みだ」とスズキ編集長。実際、プリウスのモーターは40kgmもの大トルクを瞬時に生み出す。モーター独特のトルク感がプリウスの魅力になっている。ただし、全開時には1.5リッターエンジンが主役となるため、V8のトルク感は味わえない。電池がみるみる減っていき、そうなると余分に重いものを積んでいるクルマになりさがる。名古屋駅に到着した時点で、インサイトの燃費計は17.3km/リッター、プリウスは18.9/リッターだった。スズキ編集長は名古屋駅まで運転し、そこから新幹線で帰京した。


 
 
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