ENGINE online/エンジン オンライン

本誌記者特別座談会
エコ・カー減税の実用コンパクト車3台走り比べ


Volkswagen POLO 1.2 TSI/フォルクスワーゲン・ポロ1.2TSI
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Volkswagen POLO 1.2 TSI/フォルクスワーゲン・ポロ1.2TSI
HONDA CR-Z/ホンダCR-Z
Audi A3 Sportback 1.4 TFSI/アウディA3スポーツバック1.4TFSI


ガマンのいらないエコな小型車がついに出た!


新開発の1.2リッターを積んだ新型ポロはエコとファンの両立をめざし
たという。同じことを謳う2台のエコ・カー減税付きライバル
とともに300kmのテストを、本誌記者テスト隊が敢行した。
話す人=鈴木正文(ス)+村上 政(ム)+荒井寿彦(ア)
司会=今尾直樹/すべて本誌 写真=望月浩彦



テスト・ルートは300km

―― 今回のテストの主役は5月に導入されたばかりのVWポロ1.2TSIです。新開発の1.2リッターSOHC直噴4気筒ターボに7段DSGを組み合わせて、10・15モード燃費20km/リッターを実現したという触れ込みで、75%エコ・カー減税/補助金対象車ですね。時代に合っているし、クルマ好きにとっても非常に興味深い。真紅のテスト車はハイラインですが、オプション無視の車両本体価格242万円。ここから37.86万円の減税分を引くと、実質価格はなんと204万1400円になる。
 対するはアウディA3スポーツバック1.4TFSIとホンダCRZです。A3は1.4リッター直噴4気筒ターボ+7段Sトロニックで価格は305万円のところ、39.8万円の減税分を引くと、265万2000円になる。CR-Zはホンダがスポーティさをアピールするハイブリッド・カーで、1.5リッターエンジン+モーターの組み合わせです。6MTのテスト車は249万8000円ですが、38万900円の減税で211万7100円です。やっぱりポロがいちばん安い!
 都心から東名高速道路で沼津ICまで行き、沼津の市街地を経由して修善寺から山道に分け入り、西伊豆スカイラインの峠道を存分に駆け回って東京へ戻る全行程約300kmのコースを設定しました。
 3台とも「エコ」が売りではあるけれど、テストではいじましい燃費運転はしなかった。クルマが好きで積極的に運転する読者がドライブしても「エコ」なのか、という疑問に答えたかったので、想定できる範囲内でもっとも積極的なドライビングを心がけた。
 東名海老名SAで3台とも満タンにして、区間燃費をとりました。大井松田から足柄ぐらいまでは上りの高速&超高速コーナーが連続する東名屈指の難所ですが、そこをクルマの能力ギリギリまで引き出して走った。必要とあらば3速までシフトダウンを積極的に行う超ポジティブなドライビングです。
 自称“燃費マイスター”の私は、ああ、もったいない〜と思いながら追走しましたよ。沼津ICで各車の燃費計をチェックしたら、ポロが13.5km/リッター、CR-Zが13.3km/リッター、A3は10.7km/リッターでした。
 平坦な高速道路だったら、もっといい数字が出てたと思う。3台ともこれ以上悪い燃費は出せないと思うぐらいガンガン走った。
 リッター10kmを割ったクルマが1台もなかった。一応3台とも高速道路での「エコ」は合格だね。


Volkswagen POLO 1.2 TSI/フォルクスワーゲン・ポロ1.2TSI
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Volkswagen POLO 1.2 TSI/フォルクスワーゲン・ポロ1.2TSI
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Volkswagen POLO 1.2 TSI/フォルクスワーゲン・ポロ1.2TSI
09年のフルモデルチェンジで大幅に質感が向上したインテリア。虚飾を廃したシンプルなデザインはVWベーシック・モデルの伝統。シートの掛け心地も良好だった。後席はダブル・フォールディングとなる。最大荷室容量は952リッター(ISO測定法)。テスト車は上級グレードのハイラインで242万円。ナビゲーション・システムはディーラー・オプション。




 
 
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バックナンバーページの定価表記について
「ENGINE 2014年3月号」以前の定価表記は、発売時の定価になっております。
予めご了承くださいますようお願い申しあげます。



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