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ベントレー・コンチネンタルGTでグランド・ツーリング!


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千里浜なぎさドライブウェイを走るコンチGT。全長4820×全幅1945×全高1410mm。ホイールベース2745mm。車重2380kg。




我ら、ベントレー・ボーイズ!!


東京〜金沢間600kmを、往路はミュルザンヌ(3380万円)で、復路はコンチネンタルGT(2415万円)で、というベントレーならではの贅沢な試乗会が開かれた。それに参加する僥倖を筆者は得た。
文=今尾直樹 写真=望月浩彦



 ベントレー・モーターズ・ジャパンでは当初、JRの夜行列車と競争する東京〜青森間の夜間試乗会を考えていたという。もちろんこれはカンヌからロンドンまで特急列車ブルー・トレインと競争して勝ったという戦前のベントレーの逸話にならった企画だったわけだけれど、3.11東北大震災でボツになった。
 ベントレー・モーターズ・ジャパンはしかし、新たに金沢を目的地とし、夜間というアイディアは捨てたけれど、往復1200kmの1泊2日グランド・ツーリング試乗会を決行した。このような時期にこのようなイベントを行わせたのは、勇気と冒険心に富んだベントレー・ボーイズの神話の力であったに違いない。ここでは復路のコンチネンタルGTの印象を中心に述べる。ミュルザンヌについては今月の特集ですでにとりあげているからだ。

千里浜なぎさドライブウェイ

 朝5時に金沢のホテルを出る。花街のひがし茶屋街で写真を一発撮り、千里浜なぎさドライブウェイを目指す。市内から約40km。海沿いの能登有料道路をぶっ飛ばす。
 駅前のホテルの地下駐車場から早朝の人気のない街に躍り出て、ひとたびアクセルを踏み込んだ瞬間、2代目コンチネンタルGTのすばらしさに驚嘆せざるを得なかった。実際、「スッゲェ」とひとりごちた。前日乗ったミュルザンヌよりモダンで、いいクルマに思えた。まさしくベントレー家の御曹司。初代コンチGTに垣間見られた荒々しさが消え失せ、まことに洗練されている。それでいてモーレツに速い。
5998ccのW12ツイン・ターボ。0-100km/h加速4.6秒
5998ccのW12ツイン・ターボ。0-100km/h加速4.6秒
 2代目コンチGTで歓迎すべきは、クルマとの一体感をよりイージーに得られるようになっていることだ。微妙な視界のつくり方やシートに改良が加えられているのだろう。
 もちろん、機械部分の改良も大なるところであろう。6リッターW12ツイン・ターボは560psから575psへと強化され、6段ATの変速時間が半減した。65kgのダイエットにも成功している。車検証の車重は前1380kg、後ろ1000kgと、依然重くてフロント・ヘビーではあるけれど、4WDシステムの前後トルク配分を50対50から40対60の後輪駆動寄りとした。最近のアウディ同様、このような思想の変化がクルマを劇的に変えた。ステアリング・フィールはグッとナチュラルになり、ピッチングを含む姿勢変化はごく控えめで落ち着いたものになった。ドライバーの入力に対するクルマの反応が素早くなり、フィット感が強まった。




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