TAG Heuer presents ENGINE THE HOT100 2012年夏版! 国別ランキング発表! |
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ポルシェ・ボクスター
岡崎五朗 先代もピュアで素敵なスポーツカーだったけれど、新型はそこに「圧倒的なハードウェアの完成度」というプラスαを加えてきた。試乗車は19インチ・タイヤを履いていたが、南仏の荒れた路面を高速で走り抜けてもボディ剛性は完璧で、もはやボディの存在を感じさせないほどの境地に達している。そこに、しなやかに動くサスペンションや、スポーツカーとは思えないタイヤ・ノイズの小ささが加わった結果、新型ボクスターは最高に快適な乗り心地を提供する。それでいて走りのピュア度は低下するどころか逆に向上しているのだから恐れ入る。ボクスターSにも乗ったが、個人的には2.7リッターにダウン・サイジングした素のボクスターが気に入った。 金子浩久 まず、新採用の電動式パワー・ステアリングの完成度の高さに魅せられた。直進状態から切り始める時の滑らかさとアシスト量の漸進的な変化の仕方が、その存在を感じさせないくらいにナチュラルだ。正確な上に、路面とクルマからのフィードバックをすべて手の平に伝えてくれる。エンジンとPDKトランスミッションはリファインされ、走りっぷりには文句の付けようがない。しなりと切れ味の鮮やかさは当代随一。たった9秒で開閉する電動式ルーフのロックまでも全自動化された。先代までのレバーでガチャンでも良かったが、ラクチンになった。効率化のためのアイドリング・ストップ、ブレーキ・エネルギー回生、コースティング機能なども新装備。 国沢光宏 どういった基準を当てはめたってボクスターには「弱点」が無い。スポーツカーとして評価すれば「必要にして十分な動力性能&気持ちよく回るエンジン+ミドシップらしくバランスの取れたハンドリングを組み合わせたベストバランスのポルシェ」となるし、趣味のクルマとしても「素晴らしい開放感を得られる電動開閉式TOP付きのスタイリッシュなクーペ」である。それでいて毎日の足として使え、長い間付き合って飽きない。トドメは資産的な価値。例え10年乗ったって、少なくない金額が手元に残るのだから凄い! HOT1は当然だと思う。もちろん私にとって次期スポーツカーXの最有力候補であることは言うまでもない。
ポルシェ911 カレラS
石井昌道 自分のなかでの911のイメージは、毎日の通勤に使いつつ、週末はワインディングやサーキットで存分に楽しむというもの。だから、快適性は大切だと思っている。911は水冷になってからそこが大幅に向上していたが、それでもノイズがキャビン後方にこもっていたり、長く乗ると疲れたりするのが、残念だと思っていた。ところが991型はロングホイールベース化によってピッチングの動きが穏やかになってツアラー性能が向上。それでいて、ワイドトレッドなのでグイッとノーズを入れていくことが可能でスポーツ性も落ちていない。また、ノイズも尖っていなくて耳につきにくくなった。これぞ、思い描いていた理想の911像なのだ。 島下泰久 誰の目にも911に見えつつもスーパー・スポーツの領域に入ったと感じさせるエクステリアに、ネガだけ消して持ち味を更に引き伸ばした走り。すべて間違いなく911でありながら、すべてが完全に新しいのが新しい911です。「キープ・コンセプトのフルモデルチェンジ」とはよく耳にしますが、基本となる哲学は変えずに、確実に時代性を拾い上げ、そしてそれを具現化する技術のすべてを刷新した新型911を見た後には、本当の意味でその言葉に値するものは、そうはないぞと思わざるを得ません。 来年には誕生50周年を迎える911。新型911は、その歴史が未来に確実に繋がっていると実感させてくれたのです。
フォルクスワーゲン・ゴルフ TSIトレンドライン
ブルーモーション・テクノロジー 生方 聡 今年のパリ・サロンにはフルモデルチェンジした7代目が登場するはずのゴルフだが、この期に及んで進化の手を緩めないのがフォルクスワーゲンの凄いところ。エンジンのダウン・サイジングにより、いまやエントリー・モデルには1.2リッターが載り、アイドリング・ストップやブレーキ・エネルギー回生機構により、燃費はゴルフ史上最高の19.0km/リッターをマーク。もちろん走りはゴルフそのもので、快適な乗り心地や静粛性まで手に入れてしまった。あまりに優等生的でつまらないという人もいるだろうが、毎日付きあうなら、このくらい信頼できるほうがいい。オプションでバイキセノン・ヘッドライトが選べたら、もういうことなし! 森 慶太 いまの自動車メーカーが作る実用車。フツーといえばフツーのクルマ。そのスゴいのは「ここまでのものなのか!!」というような感動をも味わいつつ日々乗れることだ。パワートレインしかり。ステアリング系ふくめシャシーしかり(ダンパーおたくの人はゼヒご試乗を)。車体骨格しかり。もう、「なんでそこまでやるの?!」なくらい。ということで、モデル末期ではありますが、最先端。世界の。こんなのが本体267万円ぽっちで買えちゃうなんて!! 「よくできてるのはわかるけどツマンナそう」な人は少なくないでしょうが、せっかくいまの時代に生きていて運転免許をもっててクルマへの興味もあるならこれ、一度は体験しとかないとソンです。 大谷達也 ドイツ語でDAS AUTO。英語に直すとTHE CAR。これをフォルクスワーゲンは「真の車」と訳す。ホンモノのクルマを作り続ける彼らの誇りがにじみ出た言葉だ。そんなフォルクスワーゲンの屋台骨を支えるゴルフの最新モデルがTSIトレンドライン。ダウン・サイジングを極限まで推し進めた1.2リッターエンジンとアイドルストップ機構を搭載して19km/リッター(JCO8)の省燃費を実現しているけれど、大切なのは、どれだけエコになっても自動車の本質を決して見失わないこと。ゴルフとしては最廉価モデルにもかかわらず、この乗り心地のよさと静粛性の高さは、本当の意味でプレミアム・カーと呼ぶに相応しい1台だと思う。
メルセデス・ベンツ C200ブルーエフィシエンシー
河口学 いま、予算を考えずに自家用車として1台だけで使うなら…という設問があったら、迷わずにこれを選ぶだろう1台がCクラス。 僕はこのW204型のマイナーチェンジ前のモデルを2台乗り継いだが、マイナー前でさえホレボレしたし、手放したことが惜しかった。 それがマイナーチェンジでさらに魅力を増したのだから、今でも当然欲しい1台であることに変わりない。 特に現在のモデルは、直噴ターボ、アイドルストップなど、現代の自動車の最新トレンドを抑えており、その上でメルセデスの苦手だったデザインやトレンドも押える。まさにイチオシ! 日下部保雄 ヒット作となった現行Cクラス。それだけの理由がある。メルセデスらしい安定感と安心感は歴代Cクラスの中では断トツで、昨年のビッグ・マイナーチェンジでその完成度に更に磨きがかかっているからだ。ライバルであるBMWがフルモデルチェンジで新世代に入ったのに対するカウンター・パンチは、十分にその役割を果たしている。エンジンは1.8リッターターボで、エンジンのダウン・サイジング化も進み、併せてトランスミッションは7段ATのワイドレシオになって、省燃費化が図られている。乗り心地、ハンドリング、静粛性はレベル・アップし、コマンド・ドライブの操作系も使い易くなっている。史上最強のCの看板に偽りはない。 村上 政 いま家内と共有するアウディA4アバントを買い替えるとしたら、もっとも現実的な候補の1台がC200だ。サイズ的にこのクラスで一番小さく見切りがいいから、狭い道があまり得意でない家内でも取り回しがラクなはずだし、なにより運転する者に対する優しさに満ちあふれているから、安心して出かけるのを見送ることができる。それでいて、ステアリング・フィールが素晴らしく、いかにも自然な手応えを持っており、決して飛び抜けて俊敏なわけではないけれど、高速道路でも山道でも十分にスポーティな走りをこなせるから、私の方も運転の楽しみを満喫することができる。長く乗れば乗るほどジワッと良さがしみ出てきそうな1台だ。
アウディR8 4.2FSIクワトロ
飯田裕子 ファースト・コンタクトから刺激的であることも重要。R8は4.2リッターモデルであってもエンジン・スタート時から骨太な音をドラマティックに響かせ、ホットなドライブ・タイムをムラムラと想像させてくれます。実際、軽量ボディを低重心+クワトロで走らせる安心感と醍醐味は、思い出すだけで溜息〜。6MTモデルは排気量もパワーも十分ながら何より好きなレベル(領域)でチョイチョイと走らせて楽しむことができる点がある意味贅沢。インテリアは視覚的にも、実操作も、同乗者の居心地にも、安心感が得られ、硬派かつ上品な雰囲気。飽きるほど日常で使ってみたいスポーツカー。 河村康彦 スーパー・スポーツカーの世界で“歴史と伝統”を持たないだけに、販売面では苦戦も伝えられるものの、走りの実力は天下一品! ウェットのサーキットをガンガン攻めても容易には失われないバランス性能は、このモデルが秘めた走りのポテンシャルの高さを暗に物語る。 典型的な高回転・高出力型のエンジンが放つフィーリングも、「アウディだって、本気になれば出来るじゃない!」という好印象。が、そんなこのモデルが放つ際立つドライビング・プレジャーが、他のモデルにはなかなか波及しないのがちょっと不思議なブランドでもあり。 渡辺敏史 発売当初はスーパーカーの基準を塗り替えた内外装のクオリティや普段乗りの快適性もさすがにキャッチアップされたものの、デザインの鮮度はまるで衰えず。そして内包されるメカニズムがカチンと噛み合ったフィーリングの精緻さも、リア・ミドシップとしては破格ともいえる操縦安定性も市場に於いて今も特別な価値を放っている。ミドシップ・スポーツの理想像としてすこぶる冷静な回答でありながら、それを操れるMTが今やフェラーリやランボでも味わえない情感をもっているところもポイントのひとつ。登場から5年超をしてインテリのモテ道具としての側面も定着してきたが、今だ僕の中ではひたすらに最もアウディらしい技術の化身。
メルセデス・ベンツC63 AMG
飯田裕子 大好きだったC36AMG。重厚なボディを路面に押し付けるように走るもその乗り心地にカドは無く、頭から尻尾まであんこが詰まったタイ焼きのようにどこからアクセルを踏んでも得られる太いエンジン・トルク。C63ではそれらの超洗練ぶりに「参りました」。 大谷達也 直噴ターボ・モデルが花盛りとなったスポーツセダンのなかにあって、C63AMGはいまや少数派の大排気量NAエンジンを搭載。その迫力、機械としてのリアルな感触は実に貴重だ。路面とじかに対話できるシャシーの仕上がりも秀逸。腕利きにこそお勧めしたい。
メルセデス・ベンツSLS AMG
飯田裕子 ホットなスポーツカーのデザインにシャープさよりも筋肉美の丸みを好む者として、SLSは超エモーショナル。ガル・ウイングを開けての乗降はスーパースポーツが誇るのエンターテイメント。6.3リッターV8のハリ・ツヤの感じられる加速と音。どうにもホットでないところを探すのが難しい、素晴らしい1台。 齋藤 聡 メルセデスの作り上げたスーパー・スポーツカーSLS AMG。その魅力は571ps/650Nmのパワーとトルクをしっかりと受け止める優れたシャシー性能を備えているところ。タイヤが冷えた状態でもガシッと路面をつかむような接地感が発揮されているところはさすが。
ポルシェ911カレラ
河口 学 実際に乗ってみて、純粋に憧れだと思えた1台。これから先の人生において、このクルマを新車で買うことができたら…と思うと人生の目標の1つとも言える存在だ。乗り味走り味の素晴らしさは筆舌に尽くし難い。そんな911を手に入れる夢があるから人生に希望が持てる。 齋藤 聡 タイヤもオプションでなく純正を選びたい。リア・エンジン・レイアウトならではのクセがコントローラブルといえる範囲で楽しめる。しかもエンジンは排気量が小さくなったことでトルクこそ小さくなったが、パワーの伸びが明瞭に。スポーツカー・テイストが色濃くなった。
BMW M3クーペ
飯田裕子 独特のエンジン音とともに4リッターV8(420ps)が発するダッシュの俊敏さやコーナー・ワークが魅力。代替わりしつつも進化の期待を裏切らない。また7段DCTの搭載によって、途切れ知らずのアクセル・ワークをより滑らかに繋いでくれるところが◎。 佐藤久実 BMWのステアリングを握るたびに思う。まるで、精密機器を扱っているような、正確かつリニアなフィーリング。中でもMモデルは、スタンダード・ラインとは似て非なるもの。機能性、実用性の高さを兼ね備えながらドライバーの意志どおりに反応する「駆けぬける歓び」がある。
BMW328i
菰田 潔 BMWの屋台骨らしく、そつのないフルモデルチェンジをした。といってもつまらないという意味ではない。攻めていったときの奥の深さが増し、機敏さと安定性という二律背反性能を双方向上させてきた。2リッター、4気筒、直噴ターボ・エンジンは走り全体を軽快にしている。 河村康彦 かつての”ストレート6”が提供してくれた味わい深いエンジン・フィーリングに今でもちょっと未練はあるものの、走り全般の上質さではCクラス・セダンと双璧。5シリーズからは失われてしまった「人とクルマの一体感」が、こちらでは色濃く演じられている事に安心。 |
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