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10年目のパーティレース開幕戦で無念のリタイア


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MAZDA_ROADSTER NR-A
新車価格 230万円
導入時期 2007年3月
走行距離 2万3589km

またしてもギア・トラブル!


クラッチもギア・ボックスも新品に載せ換えて、誕生10周年となる
パーティレースの開幕戦に臨んだ34号車だったが……。
文=村上 政(本誌) 写真=柏田芳敬

参加者とその家族や友人たちがみんな集まって、恒例の記念撮影。 顔ぶれは年々変わっても、和気藹々とした雰囲気はずっと同じだ。
 先月号でもお伝えしたように、34号車は導入6年目を迎えたこの春、クラッチとギアボックスを新品に交換する駆動系の抜本的な整備に踏み切った。そのきっかけは、新品のギアボックスがここにきて突如大幅値下げされ、以前の半額の約11万円になったことで、それならば、この数年ずっとつきまとわれてきた駆動系のトラブルを一気に解決してしまおうということになったのだ。
 完成後、公道での慣らし運転を経て、筑波2000を初走行したのが4月30日。中古品をオーバーホールして使っていたこれまでとは違い、2速から3速へのシフトがすこぶるスムーズになり、長年の宿痾はこれで完治したかに思われた。さらに5月2日と4日にもテスト走行し、準備万端で5月5日のパーティレース開幕戦に臨んだはずだった。
 今回、導入したもうひとつの新兵器は、超小型GPSロガーのデジスパイスIIで、テスト走行ではずっとこれでデータを取りながら走った。 マッチ箱ほどの大きさの箱をつけておけば、まるでプロのレーシング・カーが使うような走行データが何でも取れてしまうのだから、時代の進歩には目を瞠るものがある。速いドライバーのデータを重ねて比較すれば、自分の走りの欠点は一目瞭然で、これほど分かりやすく便利なシステムはほかに見たことがない。今回、昨年9月以来、久方ぶりに筑波2000を走ったのに、短時間で自分の走りを矯正できたのは、この新兵器のおかげである。
 しかし、レースに向けて一抹の不安もなかった、といえば嘘になる。 実はレース前日の走行の際、2速から3速に上げた際に2度、違和感を感じていた。クラッチ・ペダルの踏みが甘かったわけでもないのに、引っ掛かりがあったのだ。ギアボックスが壊れる前触れとして、必ず出てくる症状だ。頭の中を一瞬不安がよぎったが、今回はすべて新品なのだからと思い直して、不安を退けた。
 5月5日は、朝からよく晴れたレース日和となった。クラブマン・クラスの予選は、朝一番の午前8時にスタート。コース・インして、徐々にペースを上げ、さあ、この周でタイム・アタックという3周目。1、2コーナーを駆け抜け、下りのS字で2速から3速へとシフト・アップし、クラッチをつないだ瞬間、文字通り“バラバラバラ”という大きな音を響かせて、3速の歯車がバラバラになり、無くなってしまった。
 万事休す。2年間で3度目の3速ギア破損である。原因は不明。しかし、今回はなんといっても新品なのだ。なんともやり切れない気分だ。

超小型GPSロガーのデジスパイスII。充電式だからコードも不要で、衛星の電波が受信できる位置に貼り付けておけば、簡単に自分の走りのデータが取れる。走行後はパソコンにつなげば、ラップ・タイムや最高速はもちろん、グラフィックで自分の走りを解析できる。発売元はデジスパイス(Tel.048-699-7521、 http://dig-spice.com)。税込み3万9375円。
 
 
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バックナンバーページの定価表記について
「ENGINE 2014年3月号」以前の定価表記は、発売時の定価になっております。
予めご了承くださいますようお願い申しあげます。



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