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ロータスの狼、箱根のワインディング・ロードに行く。


LOTUS EUROPA S/ロータス ヨーロッパS

新車価格 684.6万円
導入時期 2007年9月
走行距離 1万1331km



ヨーロッパSを気持ちよく走らせる法


昨年9月に長期リポート車入りしたロータスの狼。
年の瀬、富士をバックにお年賀の写真をパチリ。
文=今尾直樹(本誌) 写真=小林俊樹 協力=ブリヂストン

肩に力が入ってはイカン
 本誌08年1月号の本欄で、「ロータス道の修行者は、自薦他薦問わず、編集部までご連絡を」と書いたけれど、残念ながら1通もお便りがなかった。今回はひとり寂しく箱根へ向かい、初めてワインディング・ロードを走ってみた。箱根は日陰の一部が凍結していたものの、温暖化の恩恵もあって穏やかな好天に恵まれた。
 ロータス・ヨーロッパSを滑らかに走らせるには、ま、なんでもそうだけれど、肩に力が入っていてはイカンのであった。背後のGM製2リッター直4ターボはレヴ・リミットまで回したところで管弦楽的快音を発するわけでなし。引っ張らずに3000rpmぐらいでどんどんシフトアップしていくが肝要かつ賢明。さすれば、ターボ・パワーによって驚くほどフレキシブルなトルクが得られる。2000rpmで最大トルクの90%を供給するのだ。町中での3速、4速は当たり前。燃費にもいいはず。2速だとトルク変動が大きすぎて、スムーズに走れない。3速以上のギアに入ると、滑空感覚がいや増す。
 でも、箱根の山道より空いた首都高速の緩やかなカーブの連続のほうが気持ちイイ。GT的性格を与えられたヨーロッパSは、速度域が中高速寄りのファン・トゥ・ドライブ・セッティングなのだろう。東京はるか郊外の自宅へと向かう帰路はいつだって冒険に満ちている。たとえタクシーの後ろを走っていても、低い目線がもたらすスピード感にめまいを覚えてワクワクする。


LOTUS EUROPA S/ロータス ヨーロッパS
(写真左)パドック246ではタイヤ交換作業を3階待合室のモニターで眺めることができる。年末はスタッドレスに交換するお客さんが多い。
(写真右)路面に激しくこすられて溝がほぼ消えたリアのブリヂストンRE040。
RE040を新品に
 昨年12月17日、東京・世田谷区用賀のパドック246でタイヤを交換した。とりわけリアはツルツルだった。走行距離8000kmぐらいだったから油断していた。
 ブリヂストンにご協力をあおぎ、タイヤは前後とも新品になった。ヨーロッパSのタイヤは、ロータスがオペル・スピードスター用にBSと共同開発した特殊サイズ。前後径は共に17インチながら、フロントは175/55と現代の基準をもってすれば例外的に細い。225/45のリアは想定内だから、このやせっぽちのフロント・タイヤにロータス・ハンドリングの秘密が隠されているといわねばならぬ。
 真新しいRE040を得たヨーロッパSは乗り心地が当然のごとく改善された。特に目地段差を越えたときのハーシュネスが消え、本来のやさしさを取り戻した。
上り坂でも3速でグングン走る
上り坂でも3速でグングン走る。
ボディに無駄な動きがないことも美点。
ステアリングは195/50R16のエクシージSより抵抗が少ない分軽い。
 12月20日にはエンジン・オイルの交換を輸入元のLCIで敢行。ロータス道への旅立ちの準備を着々と進めているところである。


前後重量配分36:64。RRみたいにリア・ヘビー
前後重量配分36:64。RRみたいにリア・ヘビー。LSDは持っていない。車重は1000kgちょうど。
 
 
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