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6輪車生活にもって来いの季節到来。


冬の間は寒さにめげて走らず。春になったら花粉症で走れず
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冬の間は寒さにめげて走らず。春になったら花粉症で走れず。気がつけば体重は元どおり。そんなボクの練習場所は自宅近くの多摩サイクリングロード。上り坂の特訓は、大先輩、下野康史さんにおしえてもらった多摩丘陵で行う。久しぶりの坂道で太ももがパンパンで、情けない。


42号車
VOLKSWAGEN PASSAT VARIANT TSI COMFORTLINE

新車価格345万円
導入時期2008年4月
走行距離2万7680km



自転車は完璧! 問題はエンジンだ。


今月は、1年を経過した42号車の中間報告と、今年も6月に「富士ヒルクライム」に挑む
相棒のスペシャライズドについてリポートします。
文=塩澤則浩(本誌) 写真=小野一秋




 42号車が編集部に納車されたのは08年の3月21日。1年と2カ月で走行距離は2万7000kmを超えた。この間に起こったトラブルといえば、高速道路を走行中に受けた跳ね石でフロント・バンパーに内蔵されたヘッドライト・ウォッシャーのカバーを破損したことくらい。この1年の間、毎日の通勤や取材、時にはプライベートでも、よくできた移動の道具として坦々と距離をかさねてきた。この場合のよくできたというのは、豪華だとかプレミアムだということではなくて、特に手をかけたり気を使ったりしなくても、ちゃんとその道具としての仕事をきちんとこなし、安心して使える、そういうよさのことだ。
 42号車はパサート・ヴァリアントのラインナップのなかでもっともベーシックなコンフォートラインである。革内装でもないし、見た目もぜんぜん派手じゃない。でも、このフツーっぽいところが気に入っている。
 走って、いいなと思うのは、パワーと燃費をみごとに両立した1.8リッターの直噴ターボである。いち早くダウンサイジングに取り組んだフォルクスワーゲンだけあって、160psの最高出力と25.5kgmの最大トルクは必要にして十分で、街中でも高速道路でも不足を感じたことはない。一方、エコランを試みれば東京と滋賀県の往復1000kmを無給油で走りきる、といった高い燃費性能ぶりを発揮する。外観はフツーっぽいのに、実は中身が凄い、というところが担当者のいちばんの自慢である。
パリ〜ルーベ

 フツーっぽいのに中身が凄いのは、6輪車生活のもう1台のアシ、スペシャライズドの自転車も同じである。ボクが乗っているのはルーベという車種で、写真をご覧いただくとわかるとおり、見た目は地味。まっ黒けでよくわからないかもしれないが、フレームはフルカーボン製だ。
 車名のルーベは、フランスで行われている自転車のクラシック・レース、「パリ〜ルーベ」に由来する。パリ郊外のコンピエーニュからルーベまでの259kmを走るワンデイ・レースで、パヴェと呼ばれる石畳を走る区間がたくさんある、過酷なことで知られているレースだ。
去年の7月に手に入れた07年モデルのスペシャライズドのルーベ
去年の7月に手に入れた07年モデルのスペシャライズドのルーベ。
 そんなタフなレースに由来するだけあって、ルーベは抜群の振動吸収性と滑らかな乗り心地が自慢のロードレーサーである。カーボンで剛性を確保しながら巧みな構造設計でしなやかさもあるというロングライドには理想的なフレームを持ち、さらにフロント・フォークとシート・ステーには、振動減衰効果のある特殊なジェルを封入したパーツがはめ込まれるといった凝りよう。乗るとビロードの上を走っているように気持ちいい。以前から所有しているスチール・フレームのロードレーサーから乗り換えたときは、乗り心地のあまりの違いにホントに驚いた。
 6月7日に行われる「富士ヒルクライム」は、このルーベで走りたいと思っている。これまで2年連続で出場して、初回は無残なリタイア。2回目は完走したけれどほとんどビリで、一緒にチームで走ったラリードライバーの鎌田卓麻選手には50分近くちぎられた。今年は鎌田選手に加えて、本誌で活躍している小野一秋カメラマンも出場する。今回は、自転車は完璧である。問題はエンジン。つまりボク。去年の秋まではけっこう頑張って乗っていたのに、冬の間サボっていたら、すっかり脚の筋肉が落ちて、減り始めていた体重も元にもどってしまった。あぁ、情けない。でも、嘆いていてもしかたがない。とにかく今から漕いで漕いで漕ぎまくるしかない。6月7日は午前7時スタート。42号車にルーベを積んで行ってきます。
 
 
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予めご了承くださいますようお願い申しあげます。



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