ENGINE online/エンジン オンライン

新たに加わったS5カブリオレに乗ってみた。


No.52 AUDI A5 Cabriolet/52号車 アウディA5カブリオレ
クリックすると拡大
52号車 AUDI A5 Cabriolet
新車価格:784万円
導入時期:2010年7月
走行距離:1万3402km


洗練度がグッと増した。


秋にラインナップ変更を受けたA5カブリオレ・シリーズ。
トップ・モデルとして新たに加わったのがS5カブリオレだ。
文=村上 政(本誌) 写真=望月浩彦


 52号車との別れの時が近づいている。というのも、2010年秋のラインナップ変更で、A5カブリオレに2リッター直4モデル(648万円)が登場し、それに伴って3.2リッターV6モデルはカタログから消えたからだ。同時にもう1台、トップ・モデルとして新たに加わったのが、スーパーチャージャー付き3リッターV6を搭載するS5カブリオレ(939万円)。すなわち、これまでの自然給気V6が、直4とV6のふたつの過給器付きエンジンに分化したことになる。
 今回は、年末にデリバリー開始予定の2リッター直4モデルに先駆けて日本上陸したS5カブリオレを借り出し、52号車と比較試乗してみた。
 目敏い読者ならすでにお気づきのように、S5カブリオレのエンジンはS5クーペの4.2リッターV8とは異なっている。ダウンサイジング戦略を進めるアウディは、4.2リッターV8を3リッター・スーパーチャージドV6に載せ換えていく意向のようで、近くS5クーペもそうなる可能性が高い。
 それはともかく、初めて乗るS5カブリオレは、さすがにSを名乗るだけあって、すこぶるスポーティな乗り味を持った素晴らしいデキ映えの4座オープンだった。エンジンは低速時から太いトルクで52号車より70kg重い2tのボディを軽々と前に押し出していく。アクセレレーターを踏み込むと響きわたる低音のエグゾースト・ノートは魅力的で、ドライバーのハートに火をつける。とにかく52号車より一段速いのは一目瞭然なのだが、私が瞠目したのはそうした点ではなく、クルマ全体の動きや感触が、52号車よりグッと洗練されたものになっていることだった。
3.2リッターV6FSI 3リッターV6TFSI
(写真上)52号車の3.2リッターV6FSIは265ps/6500rpm、33.7kgm/3000-5000rpmを発生。
(写真下)S5カブリオレの3リッターV6TFSIは333ps/5500-70 00rpm、44.9kgm/2900-5300rpm。
試乗車にはアウディ・エクスクルーシブによる
試乗車にはアウディ・エクスクルーシブによるオーダー・メイドのレザー内装が奢られていた。それだけで約90万円。
 たとえば、足まわりの動きの滑らかさときたらどうだろう。ひとまわり大きなタイヤを履いているとは思えないくらい乗り心地がいい。エンジンの吹け上がりの良さも自然吸気の52号車の上をいっているし、ダブル・クラッチのSトロニックの変速マナーに至っては、数段洗練されていると言わなければならないほどスムーズだ。実は52号車は時にやや大きめなショックを伴うことがあり、少し気になっていたのだ。
 果たして、この洗練度の増加はSモデルゆえなのだろうか。いや、そうではないと私は思う。A5カブリオレ自体が全体として熟成した結果であるに違いない。それを確かめるためにも、ぜひとも2リッター直4モデルにも早く乗ってみたいと思った。

まるでクルーザーみたいな
外観上の違いは
まるでクルーザーみたいなテイストのサイド・ビュウを持つのはA5カブリオレと同じ。ボディの剛性感の高さも共通だ。


外観上の違いはフロント・グリルと前後パンパーまわりの形状。排気管は4本出し、タイヤも19インチにアップされる。


 
 
最新記事一覧
Driving Lesson
エンジン・ドライビング・レッスン
「エンジン・ドライビング・レッスン2017」の受講生募集を開始します。今年の開催は全3回…
NEWS
MAZDA CX-3/マツダ CX-3…
マツダのコンパクトSUV、CX-3にガソリン・モデルが追加された。これまで国内では1.5ℓディーゼル…
NEWS
NISSAN NV350/日産NV350…
マイナーチェンジを受けた新型NV350キャラバンのお披露目会が静岡県小山町にあるカート場で開かれた。…
NEWS
BMWを堪能した1日。CAR P…
BMWの日本法人、ビー・エム・ダブリュー初のユーザー向けサーキット・イベント“BMWモータースポーツ・…
NEWS
TOYOTA CAMRY/トヨタ・…
絶滅の危機にある国産セダン市場に救世主が出現か!? 米国で15年連続乗用車販売台数1位を誇るトヨタ…
NEWS
標準型とロング・バージ…
7月27日、グッドウッドでロールス・ロイスの新型ファントムが公開された。8代目となる旗艦の登場だ。
NEWS
炸裂するエネルギー!ENG…
ブロードウェイとウエスト・エンドを席巻したミュージカルの日本キャスト版が幕を開けた。舞台の成否…
NEWS
今年度No.1の呼び声も高…
第2次世界大戦で実際にあった連合軍兵士40万人の救出劇を、クリストファー・ノーラン監督が映画化。…
NEWS
FIAT 500/フィアット 50…
7月4日、トリノでフィアット500誕生60周年を祝う記念式典が開かれた。



バックナンバーページの定価表記について
「ENGINE 2014年3月号」以前の定価表記は、発売時の定価になっております。
予めご了承くださいますようお願い申しあげます。



▼長期テスト車 最新5件
 価値あるクルマで価値あるモノを探しに行く
 大反響につき、「LEAF to Home」のリポート第2弾。
 北軽井沢に住まう
ゴルディーニ遣いを訪ねる。

 スモール・フレンチ、1年3カ月の任期を終えて退役す。
 フランス車との初めての生活が始まります。