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少しお休みを頂いておりました。


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新車価格 209万8000円
導入時期 2010年11月
走行距離 1万2809km

跳ね石のとばっちり
フロント・ウィンドウを交換


あちこち走り回っていたら、跳ね石に見舞われた53号車。
軽傷ではあったのだけれど、当たり所は悪かったようで……

文=上田純一郎(本誌) 写真=阿部昌也


 先月号で報告したとおり、53号車のフロント・ウィンドウは跳ね石によって傷ついてしまった。傷は約1cm。幸いその後1週間が過ぎても、ヒビが入ったりはしなかった。けれど運の悪いことに、傷の位置はドライバーの真正面。レジンなどを用いて部分補修をしても、万一跡が残るとかなり目立つ場所だ。もったいない気もしたけれど、ルノー・ジャポンに相談すると車両保険が適用されるというので、フロント・ウィンドウを丸ごと交換することにした。
 交換作業はルノー世田谷のテクニシャン(ルノーはメカニックのことをこう呼ぶ)、福浦健司さんが担当してくれることになった。ルーテシアのフロント・ウィンドウは3ドアでも5ドアでも共通で、在庫は国内にあり、すぐに同店へ届けられた。交換は接着剤の乾燥時間を含め、半日ほどで終了。あっという間だ。
 交換時に必要な部品は雨滴感知センサー(5744円)とウィンドウ上部のモール(3255円)、そしてウィンドウ(10万8150円)の3点。これに工賃(4万950円)が加わり、修理代金は15万8099円になった。もし車両保険を使わないとなると、けっこうな出費である。
 多くの車両保険は、跳ね石の修理をしても等級を下げずに据え置いている。使わなければ等級は1年毎に上がって、支払いが減るが、等級が下がらないからといって保険を使えば、翌年の保険料は同じ等級だから上がる。ご存じでしたか? だから、車両保険を使うのがお得かどうか、判断は難しい。ちなみに同店では傷が直せる範囲の大きさなら、部分補修は1カ所につき2万1000円しかかからない。「よほど気にしない限り、まず分からない状態まで直せますよ」と福浦さんは話す。
 53号車の修理が終わったという連絡を受けた数日後、あの震災が起こった。ようやく迎えに行くことができたのは、結局1週間後だった。
 その間に福浦さんは53号車にさらに手を入れてくれていた。タイヤのローテーション、各消耗品の交換、クラッチ・ペダルを離した時の「キュッキュッ」という異音の点検などだ。この音はルーテシアに限らず、ルノー車ではよくあるという。
 「クラッチ・ペダルの軸受け部分や、ブレーキを踏んだ時にランプを点灯させるスイッチから音が出やすいんです。定期的に油を注せば大丈夫」
 引き取りに行った日、駐車場に置かれていた53号車のまわりには、なぜかMT車ばかり並んでいた。ルーテシアやトゥインゴのRSだけでなく、初代ルーテシアRT(左ハンドル・3ドアのMT仕様)のような短期間しか輸入されなかった珍しいルノーもいた。少しやれた感じが、いかにもフランスの小型実用車っぽい。「編集部のルーテシアと同じ5ドアのMT乗りのお客さんも、何人もいらっしゃいます」と福浦さん。
ルノー世田谷と担当の福浦健司さん。取材当日はフェラーリ308GTSのオウナーが真新しいメガーヌRSを試乗しているところに遭遇。MT乗りも多いという。エンスージアストたちは元気だ!!

 久しぶりに53号車に座ってみる。傷1つないスッキリとした視界が、3月11日からずっと落ち込んでいた心をぐっと前向きにしてくれる気がした。めいっぱいアクセレレーターを踏み込んで、ルーテシア・オウナーの声を聞きに行ってみよう。そんな想いが湧き上がってきた。


 
 
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予めご了承くださいますようお願い申しあげます。



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