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かくもクルマ作りの偏差値が高いとは!


DS3シック/DS3 スポーツシック
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54号車 CITROEN DS3 chic

新車価格 249万円
導入時期 2011年1月
走行距離 10547km


“フレンチ・エスプリ”が濃密に香っている。


先月号にて報告したシトロエンDS3シックがやってきた。
代わりに立ち去るスポーツシックとつかの間の2台持ちを堪能した!
文=中村光宏(本誌) 写真=難波ケンジ



 先月号にて予告した通り、シトロエンDS3シックが編集部にやってきた。比較の意味を込め、昨年12月をDS3スポーツシックで過ごした担当者は、そのヤンチャ振りとフランス車らしい艶っぽい内外観にすっかりメロメロだったのだが、シックに乗り換えて、今度は一転しっとりしたしなやかな、大人っぽい艶やかさに包まれ、悦びに浸っている。
 シックの動力系統は1.6リッター直4のNA+シーケンシャル4AT。スポーツシックから乗り換えると明らかに遅いのだが、ちっともつまらなくないのだ。いや、それどころか日々、クルマに乗るのがますますうれしくて仕方ない。スポーツシックに乗りはじめてからシックに乗り換えてもずっと感じるこの気持ちは、免許を取って初めて買った愛車に乗って以来かもしれない。
 その要因のひとつは、シックのサスペンション・セッティングの妙にある。ミシュラン・エナジー・セイバーの195/55-16インチの、ショルダー部が柔らかくトレッド部が硬い特性を上手に使い、路面の情報をステアリングに伝えつつ、しっとりした乗り味を作っている。それが実にいいのだ。この足回りを堪能しながら乗るには、動力性能はこれで十分。4ATのギアリングもシックを味わうには合っている。
 2台を乗り継いで思うのは、DS3はどちらも生真面目に煮詰めて世に出されたに違いない、ということ。つまり濃密な“フレンチ・エスプリ”の産物なのだ。担当者はこのリポートを通して、人に悦びをもたらすその真髄を知りたいと考えている。
DS3シック
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ヤンチャで活発な走りを見せるターボ付きの「スポーツシック」とは異なり、「シック」の足回りのセッティングはとてもしっとりとしてマイルドな味付け。ハイドロのシトロエンを賛美する“シトロエニスト”たちもこれなら納得?!
(写真左)座面長十分のフロントとは異なり、リアシートはややコンパクト。プレミアム・コンパクトとしては最大級のスペースだが大柄な人にはつらいかも。
(写真右)54号車は23万円高となるレザー・パッケージ仕様。ボディに合わせた美しい白×黒のレザーシートは見るたびに、座るたびに顔が綻んでしまう。
54号車は23万円高となるレザー・パッケージ仕様
ラゲッジスペースの容積は285リッター
(写真左)リアシートは分割可倒式。シートバックがフルフラットにならないのが残念だが、それでもリアシートを倒せば広大なラゲッジスペースが現れる。
(写真右)ラゲッジスペースの容積は285リッター。アルファ・ロメオ・ミトやミニよりは大きいが幅はなく、ゴルフのキャディバッグが横には入らない。


6速MTのシフトフィール
「シック」はシーケンシャル4AT
「シック」はシーケンシャル4AT。エンジンとの相性はすこぶる良く、街中をのんびり走るような状況ではあらゆる速度域でトルキーな印象だ。

6速MTのシフトフィールはソリッドでスポーティだが、素早いギアチェンジの際には小柄な人はシフトの左右幅がやや広いのが気になるかも。



「スポーツシック」の1.6リッター直4直噴ターボ
「シック」の1.6リッター直4
「シック」の1.6リッター直4は最高出力120ps/6000rpm、最大トルク16.3kgm/4250rpm。しっとりしたフィールの持ち主。195/55-16のタイヤを装着。

「スポーツシック」の1.6リッター直4直噴ターボは最高出力156ps/6000rpm、最大トルク24.5kgm/1400〜3500rpm。17インチが標準となる。




 
 
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