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大御所ファッション・コーディネーター、シトロエンDS3に出合う。(前編)


54号車 CITROEN DS3 chic
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54号車 CITROEN DS3 chic
新車価格 684.6万円
導入時期 2007年9月
走行距離 1万1331km



セ・ラ・ヴィ。


ファッション・コーディネーター、西山栄子さんに、
“フレンチ・エスプリ”とは何なのか、を訊ねた。
文=中村光宏(本誌) 写真=山下亮一



 54号車に乗りはじめて2000km。オドメーターが1万1000kmを超えてエンジンが軽くなった。9600km超を走った広報車時代と異なりドライバーが固定化したせいか、ATも担当者のクセに馴染み、クルマがスムーズに速くなった。
 おのずと、担当者の54号車への愛着は強まっている。と同時に、大衆実用車をかくも深く愛せるクルマにしてしまうフランスの底力、その元となるフレンチ・エスプリに一層の興味が湧いてきている。

大衆が支えている

 フレンチ・エスプリとは何か?を取材するために担当者が訪ねたのは、ファッション・コーディネーターの西山栄子さん。1968年に文化服装学院のデザイン科を卒業し、松屋銀座時代には百貨店初のファッション・コーディネーターとなったという業界の草分け的存在だ。
―DS3の感想は?
「サイズは大きくないのに中は広いし、シートの座り心地もいい。窓が大きいから周囲もよく見えて、とても運転しやすそう。でも、こんな小型実用車なのにキチンとデザインがある。とてもフランス的ですね」
―エスプリが感じられますか?
「ええ、とても。そもそもフランスの文化は大衆が支えているんです。それは大衆全体の感性のレベルが高いということ。パリは合理的で知的な町です。
54号車と西山さん
54号車と西山さん。「メリハリのある色彩もしなやかな乗り心地もすばらしい!」とおほめいただいた。
いわゆる大衆層の人たちがみんなオシャレ。大型スーパー『モノプリ』のオリジナルの実用品だってキチンとデザインされています。彼らはそれをアンティークに組み合わせたりする。とても合理的に美的生活を愉しんでいます。それこそが、このDS3にも通じるフレンチ・エスプリなんだと思います」
―DS3のどこが愉しい?
「彼らは人生を愉しみたいと思っています。『セ・ラ・ヴィ(これが人生)』という言葉は、諦観ではなく、愉しもう、愉しませようという気持ちが込められているんです。ファッションだってそう。フランスのものは見るだけでステキだと思えませんか? DS3も見るだけで愉しめますよね。日本やドイツのクルマはいつも性能の説明ありき、ですけどね」         (後編に続く。お楽しみに!

54号車 CITROEN DS3 chic
54号車 CITROEN DS3 chic
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西山栄子さんは「西山栄子ファッションオフィス」代表。膨大なファッション知識をもとにした講演や原稿はとてもわかりやすい。上の写真は西山さんのDS3のほめどころ。「ドアの取っ手のベースがリーフ型。こういうさりげないところにもデザインがあるのがいい。それだけで空間が優しく感じられます」。下は西山さんの54号車と同色のDS3ユーザーへのリコメンド。ルイ・ヴィトンの2011年春夏の新作バッグ「モノグラム・アンプレッシオン シリーズ“サック・ウィークエンド”。29万7150円。「ミリタリー調の色あせたデニムがモノトーンの室内と相性抜群です」



(2011年4月号掲載)
 
 
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