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冬本番、「乗る前エアコン」が大活躍!


長期リポート:日産リーフ
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新車価格 376万4250円
導入時期 2011年10月
走行距離 6106km


ドアを開けると、暖かくてホッとします。



リーフで迎えたはじめての冬。はたして
電気自動車は寒さに強いのか弱いのか。寒くなって
分かりました。「乗る前エアコン」のありがたみが。

文・写真=塩澤則浩(本誌)


 エアコンを使うと航続距離が短くなるというのは本当だ。リーフの電源をオンにすると、インパネのメーター内に走行可能距離が表示されるのだが、エアコンのオンとオフでこの距離が変わるのだ。オンにするとその分消費電力が多くなり、距離が短くなる。暖房を使う冬のこの時期だと、通常の走行モードで、その違いは20km程度になる。
 エンジンの排熱を暖房に利用できる内燃機関と違ってモーターの排熱は非常に少ないので、熱源を電気で作るしかない。簡単に言うと電気ストーブを使うようなもので、夏場のエアコン利用時より消費電力はさらに多くなる。


右がiPhoneの操作画面。

画面下のエアコン・マークにタッチすると、左の「乗る前エアコン」の画面が現れる。操作は簡単。

 夏の間は、少しでも航続距離を伸ばそうと思い、エアコンを切って窓を開けて走ったこともあったけれど、冬だとそうもいかない。陽射しのある日中はともかく、早朝や深夜の寒さは耐えがたい。背に腹は代えられないと、暖房を使い始めたところ、新宿矢来町と国立を往復する通勤でほとんど電池を使い果たすことが分かった。
 国立の自宅は集合住宅ゆえ、エンジン・リーフの充電ベースは矢来町の新潮社だ。会社で満充電にして首都高速と中央道を使って往復すると、夏場なら残りの走行可能距離が60km程度はあったはずが、暖房を使うと20kmくらいまで激減した。まだ20km走れるとは言え、蓄電メーターの目盛が電欠危険域の赤しか残っていないのは精神的によろしくない。少しでもマージンを増やそうと思い、いろいろ試してみた結果、いちばんいいのは「乗る前エアコン」を活用することだった。


車内はホカホカ

 「乗る前エアコン」というのは、リーフに充電コードをつないだ状態でエアコンを作動させる機能で、冬場なら電池を消耗させずに車内を暖めておくことができる。操作は専用アプリをダウンロードしたiPhone(iモード携帯でも可)で行うので、いちいち離れた場所にあるリーフのところまで行く必要もない。
 帰宅する少し前に遠隔操作でエアコンをオンにしておいた車内はホカホカ。この状態で会社をスタートしてから、すぐにオフにするのがミソ。 さらに冷たい外気が入らないように空調を内気循環にしておけば、なんとか自宅まで車内をほんのり暖かく保つことができる。エアコンによる電力消費を抑え、航続可能距離を伸ばす苦肉の策である。いまのところ大成功。でも、残念ながらこの手は帰宅の時しか使えないので、出社の時はめいっぱい厚着をして運転している。春が待ち遠しい。

 
 
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