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ゴルフっていうかセニックですね、これ


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フィアット 500Lの室内お見せします。

ゴルフっていうかセニックですね、これ

チンクエチェント・ファミリーに加わる“大型”。
500Lについての追加情報のお知らせです。

文=齋藤浩之(本誌)



 フィアット500Lとは何ものか? これこそは、長い間、噂されてきた500ジャルディネッタ(ステーションワゴン)である。その昔、ヌォーヴァ・チンクエチェントにあったジャルディネッタは、ルーフとリアのオーバーハングを延ばしただけの簡便なものだったけれど、この“L”は違う。LargeのLというぐらいだから、500よりもずっと大きい。
 ボディのサイズは414×178×166cm! VWゴルフ、というかルノーのセニック(2列シート型)ぐらいの大きさがある。正確を期すならゴルフ・プラスというべきか。500Lの荷室容量は400リッターだから、それもほぼ等しい。500はAセグメントもしくはサブBセグメントにカテゴライズされるべきクルマだが、500Lは完全にCセグメント級だ。
 真横の写真を見てすぐに気づくのは、ノーズがかなり短いことで、ステアリング・ホイールと前輪の位置関係で見ても、エンジン・コンパートメント自体が短く設計されているのがわかる。搭載エンジンが2気筒のツインエアと小型軽量で鳴るFIRE系4気筒だけだからできることなのだろう。
 今回初めて公開されたインテリアの写真を見ると、デザインは500とはもちろん別物で、フィアット既存モデルからの流用が一切ない専用設計であることが見て取れる。それもそのはずで、500Lはセルビア共和国の第4の都市、クラグイェヴァツに3年をかけて新設された最新鋭工場で製造されることになっている。この夏には本格的な量産が開始され、西欧市場ではバカンス明けの第4四半期に発売される。
 500の成功が、フィアットにライバルとの横並びの車種ラインナップを捨てさせた結果生まれてきたマルチパーパス・カーは、キュートに過ぎず仏頂面でもなく、とってもいい感じ。輸入して欲しい。

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でこっぱちのムルティプラや500を成功させたロベルト・ジョリート率いるフィアット・デザイン・センターのティームが手がけた500Lは、生真面目な空間設計の実用車から、つまらない雰囲気を一掃することに成功したといっていいのではないだろうか。ボディ・カラーは30色も設定されるという。ツイン・クラッチ変速機が導入されるかどうかは、いまのところ確認できていないけれど、2気筒 “ツインエア”エンジンでトコトコと走る姿を想像するだけで楽しくなってくる。もちろん、ターボ付きのツインエアはブン回すと力持ちなので、普通の速さで走ることだっていともたやすいはずである。


 
 
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