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3代目ルーテシアそろそろ代替わり?


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RENAULT LUTECIA NIGHT & DAY


ルノー・ルーテシア・ナイト&デイに乗る。

3代目ルーテシアそろそろ代替わり?

フランスの小型実用車の鑑みたいなルーテシア。
最新仕様がこれです。

文=齋藤浩之(本誌) 写真=望月浩彦



 ルーテシアにもそろそろ次世代モデルの噂がちらほらと聞こえるようになってきた。世の中の流れからいって、エンジンは過給機付きのダウンサイジングものになるのだろうし、変速機だって自動型はさすがにデュアル・クラッチとかCVTとかに置き換えられるだろう。現行型ルーテシアは、そういう意味ではすでにオールド・スクールの生き残り的存在である。しかし、このクルマは、“古い”と切って捨てるにはあまりに惜しい、よくできたクルマだ。
 ステアリングやペダル類は右ハンドル仕様であるにもかかわらず、きちんとドライバーに正対している。 ステアリング・コラムに伸長調整の備えがないせいもあって、ステアリング・ホイールが少し遠く、バックレストをかなり立てないと、肘が伸び気味になってしまうから、ドライビング・ポジションの自由度は限られてしまうが、見方を変えると、これは必然的に正しい運転姿勢にならざるをえないということでもあり、美点とみなすべきかもしれない。
 ルーテシアの美点のひとつに、1.6リッターエンジンをあげておきたい。とにかく働き者だ。とりたてて甘美な音を出すわけでも、デッド・スムーズなわけでもないけれど、トルクは全回転域で厚く、ピックアップ特性に優れる。きちんと馴らせば高回転域の連続常用もまったく苦にしない。4段ATはむしろMT的な変速ロジックで働くから、車速の微妙な調節にいちいち変速が介入してこない心地よさもある。今風の小排気量過給エンジンやハイブリッド勢と違って、渋滞燃費は芳しくないが、ぶん回して先を急ぐような使い方をしても大食いに豹変しないのも、イイ。すべての回転域が使える、真にタフなやつなのだ。
 ルーテシアは鞭打っても全くへこたれない強かなシャシーも持っている。本物の実用車なのである。

現在販売されているモデルの名称はルーテシア“ナイト&デイ”。センター・コンソールの化粧パネルがピアノ調塗装になるなど、インテリアの仕立てがずいぶんとシックなものになった。足元は16インチの軽合金ホイールと195/50タイヤで固め、乗り心地はその分正直に硬めのものになっているが、ガンガン走らせたときの頼もしさも増しているから、±ゼロか。ナビ以外はひととおりすべてが揃った充実の標準装備で214.8万円というのは、お買い得と思う。ボディ色はこの白の他に、黒、グレー、赤、青系2色の全6色から選べる。変速機は4段ATのみの設定となる。


 
 
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予めご了承くださいますようお願い申しあげます。



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