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マセラティの新型クアトロポルテ上陸。2種類の内外装トリム追加で性格を鮮明に。


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MASERATI Quattroporte


“グランルッソ”と“グランスポーツ”で攻めます。


フルサイズ・サルーンの世界で唯一無二の存在感を放つクアトロポルテ。
その新型モデルが日本上陸を果たし、販売が開始された。
文と写真=齋藤浩之(本誌)


 1月16日、マセラティは多岐にわたる改良を加えた新型クアトロポルテの発表会を東京都内のホテルで開き、同日、発売した。新型クアトロポルテのラインナップは基本、これまでのモデル構成を引き継いでおり、(1)クアトロポルテ(RWD/3.0V6/350ps)、(2)クアトロポルテS(RWD/3.0V6/410ps)、(3)クアトロポルテSQ4(4WD/3.0V6/410ps)、(4)クアトロポルテGTS(RWD/3.8V8/530ps)の4タイプからなる。ツインターボ過給が施されるエンジンはすべてEuro6排出ガス規制に対応した新しい仕様のものに変更されたが、(1)と(4)に使われるユニットは最高出力の引き上げも同時に行われている。変速機はかわらず、全モデルに8段ATが使われる。税込価格は1206万円〜1946万円となる。
 新型で注目すべきは、新しいトリム・オプションの設定で、標準内外装に加えて、新たに“グランルッソ”と“グランスポーツ”の2つがエクストラ・コスト(いずれも+128万円)を払うことで選択できるようになった。つまり、基本2種類のエクステリア(標準とグランルッソはほぼ同様)と3種類のインテリアによる組み合わせから選べるようになった。ただし、(1)クアトロポルテにはグランスポーツが選べず、(4)クアトロポルテGTSには標準内装の設定がないので、4×3−2の10モデルが設定されることになる。(2)クアトロポルテSと(3)クアトロポルテSQ4には3種類のトリム設定があることになる。
 “グランスポーツ”は前後バンパーの造形も異なり、より精悍な印象となるが、新型クアトロポルテの見せ場はなんといっても新設された2種類のインテリア・トリムの見事な仕上がりだろう。“グランルッソ”は茶色の本皮革と灰色の絹織り生地を組み合わせた、いかにもラグジュアリーな仕立てで、服飾で有名なエルメネジルド・ゼニアが開発に加わって作られた特別仕様車、エルメネジルド・ゼニア・エディションのそれを引き継ぐものとなっている。一方、“グランスポーツ”は、サイド・サポートの深い専用形状のスポーツ・シートが与えられるほか、ステアリングホイールもスポーツ・タイプとなる。ウッド・パネルもこちらはピアノ・ブラック仕上げになる。
 マセラティ日本法人の社長に昨年11月に就任したグイド・ジョバネッリ氏は発表会で、冷静な市場分析を前提に、近未来の市場展開を語ったが、実際のところ2017年は、現在6カ月待ちのバックオーダーを抱えているSUVのレヴァンテが強力な駒になるだけでなく、独自の魅力をいっそう鮮明に打ち出すことができたクアトロポルテが加わることによって、ギブリを中心にしたマセラティの商品訴求力はより強固なものになるはずだ。

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“グランルッソ”の内外装。

“グランスポーツ”の内外装。

 
 
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