面白くなってきました。
ニューヨーク国際自動車ショウにSUVのコンセプト・カー、トヨタFT-4Xが登場!
文=塩澤則浩(本誌)
トヨタがニューヨーク・ショウで発表したSUVのコンセプト・カー、FT-4Xが話題だ。クラシックなランクルのイメージをデザインに取り入れながら、近未来オフローダー風に仕立てたところが、若い世代にウケている。デザインを手がけたのは、米国のクラリティ・デザイン・リサーチ社。トヨタの最新プラットフォーム、TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)をベースにアウトドア好きの都市生活者をターゲットに発案したという。 アウトドア・ギアっぽいメカニカルな見た目もさることながら、取り外しのできるオーディオやルームライトなど、実用的なアイディアが満載だ。ドア・ハンドルが飲料用ボトルに、アームレストが寝袋になったりと、アウトドア・シーンで役立つ装備が本気っぽくて面白い。サイズも小さく(C-HRより小さい)、こんなSUVなら大歓迎だ。
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室内のデザインはすこぶる完成度が高い。新しい提案に満ちていて、見ているだけでワクワクしてくる。センターコンソール上の寝袋兼アームレストにはノースフェイスのマークがつく。
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宇宙船のハッチを思わせるリア・ゲートは、観音開きと跳ね上げ式の2ウェイで、カーゴ・スペースの床はスライド式になっており、床下は収納スペースになっている。極めつけのお楽しみは、サイドミラーに内蔵された小型カメラ。冒険シーンの撮影&記録用だというから驚きだ。