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東京モーターショウで国際派の気概を見せつけたマツダ。


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“魁コンセプト”。すでにCX-5やCX-8で導入が始まった新しい顔、現行アクセラとの連続性を保った全体形に、滑らかに連なるラインと面が印象的だ。マツダは引き算の美学を目指すものだと説明している。

マツダここにあり!

国際派を自任するマツダが見後にやってくれた。これから進む道を世界に向けて発信したマツダがいなかったら、僕らは、ひどく寂しい気持ちで東京ビッグサイトを後にしただろう。
文=齋藤浩之(本誌) 写真=小野一秋
 東京モーターショウ。バブル経済絶頂期には世界3大自動車ショウのひとつとまで言われ、国内メーカー、海外メーカーを問わず、各ブースには世界初公開が溢れかえったものだけれど、バブル崩壊、中国の台頭などで、その地位はすっかり落ち目になってしまった。幕張メッセから東京お台場の“東京ビッグサイト”に会場を移してからも、その低調感に歯止めがかかることはなかった。
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 けれど、今年は違った。マツダの存在が救ってくれた。世界の自動車業界での東京モーターショウの格付けはもはやローカル・ショウでしかないが、マツダは国際派の気概を見せ付けて、ここ東京から世界へ発信する、文句なしにインターナショナルな展示を、自信たっぷりに展開してみせてくれたのである。
アクセラの未来がここに

 マツダの展示の主役は、鮮やかな紅色に輝く“魁(かい)コンセプト”だ。圧縮着火ガソリン・エンジンの実用市販化に真っ先に目処をつけて、只今鋭意開発中の新世代エンジンや、新しい考え方を導入したモノコック・ボディ構造、さらには新開発リア・サスペンションなど、マツダが次世代ニューモデル群のために準備しているものをすべて投入して作られる次期アクセラの雛形、ヴィジョンを提示するものだ。
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魁コンセプト以後のマツダ次世代モデル群のスタイリングがどのようなものになっていくのかを示唆するのが“ヴィジョン・コンセプト”だ。どこまでも滑らかな線と面。大いに期待できそうだ。
 すでに技術内容については発表済みだったが、ここ東京モーターショウでは、それがどんなスタイルをまとって現れるのかを見てもらおうとするものだ。アクセラはマツダの輸出市場ではまさに屋台骨を担う重要車種。それが、どのようなカタチに生まれ変わるのか、このコンセプト・カーの印象の核となるものが、そのまま次期アクセラでも展開されるのである。このコンセプト・カーがたんなる絵空事ではないことを、僕らは知っている。現行アテンザ導入前の東京モーターショウで、マツダが同じ手法で未来を見せたことを覚えているからだ。
 マツダはこれとはべつに、マツダ・デザインが目指す大枠の方向性についても、“ヴィジョン・コンセプト”を持ち込んで、さらなる未来を僕たちに強く意識させることも忘れなかった。
 マツダここにあり、である。

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