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スバルの最新事情を体験するスバル・テック・ツアーに参加した。


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市街地路。片側一車線の対面通行で、交差点付近には複数レーンを設定し、いろいろな状況でのテストが行えるような作りになっている。

自動運転からヒコーキまで。

スバルの技術が盛り込まれたボーイング787に乗り、次世代のクルマを開発する最新のテストコースを見に行く。
文=新井一樹(本誌) 写真=スバル

 スバル・テック・ツアーはスバルが手掛けている技術の最新事情を見聞するだけでなく、さらに体感もできるイベントで、今回で7回目を数える。毎回いくつかの企画が用意されているが、今回の目玉はなんといってもリニューアルで大きく進化した美深(びふか)試験場のお披露目だ。ちなみに、ここは自動車メーカーの試験場で最も北に位置する。
 スバルが北海道の美深で自動車の試験を始めたのは1977年のこと。当初は一般道で寒冷地テストを行っていた。その後、閉鎖した一般道を借用するようになったのち、1995年に試験場を開場する。ただし試験場とはいうものの、冬季の間だけ雪の上に道を作り、主に雪付きや冷暖房の試験を行う程度に過ぎなかった。
高速周回路に新設された分合流路。その先にはサービスエリアを想定したスペースが備わる。
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 さらに2000年には氷結路、2003年には高速周回路が完成したものの、コースのほかにはプレハブしかなく、クルマの整備すらままならない環境だったのだ。
 それを一念発起して大改造を施したのには大きな理由がある。それは運転支援技術開発、つまり自動運転への対応だ。
 アイサイトで自動運転の先鞭をつけたスバルだが、テストの多くをテストコースの脇や一般道で行うなど、開発環境はあまり恵まれていなかったという。しかし、いまや自動運転を如何に早く習得できるかが自動車メーカーの未来を左右しかねない。そんな現状を踏まえ、運転支援技術用のテストコースを新設することにしたのだ。
 それと同時に業務棟を建てなおすことで、さすがに宿泊はできないものの、念願の重整備が行えるような周辺環境の整備も行われた。
 高度運転支援技術テストコースと呼ばれる新しい試験設備のメインは市街地路と呼ばれる街中の道路を模したもので、交差点やランナバウトを備えたコースには信号機も備わる。また、既存の高速周回路にも、首都高速などの都市間高速道路にありがちな緩やかなカーブやインターチェンジの分合流路など追加。市街地路と合わせてより実際の道路環境に近い状況を再現しているのだ。アイサイトの開発担当者は「これで、いままでよりもかなり早いペースで開発できる」と喜んでいた。
 実は、今回のテック・ツアーでは北海道への道のりもプログラムの一環に組み込まれていた。スバルは自らが設計と製造に携わっているボーイング787をJALの協力によりこの企画のためだけにチャーターし、787に取り付けられているスバル製の中央翼を体感してもらおうというのだ。さすがに中央翼のデキを感じることはできなかったが、スバルの技術力の高さと幅広さを再認識することはできた。

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高速周回路では、新たに追加されたBRZ・STIスポーツとマイナーチェンジを受けた新型レガシィに試乗することができた。BRZはかなりスポーティな乗り味。787でのフライトでは中央翼体感のほか、JALの自動車輸送サービスのデモも行われた。
 
 
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