「駆け抜ける歓び」を仲間たちと共有する。
2017年11月25日、26日の2日間にわたって、BMWクラブ・オブ・ジャパン主催のイベント、BMW Day 2017が、八ヶ岳で開催された。
文=塩澤則浩(本誌) 写真=ビー・エム・ダブリュー
2016年に創立100周年を迎えたBMW、日本でのオーナーズ・クラブの発足は意外と早く、BMWクラブ・オブ・ジャパンは有志数名が集まって1964年にスタートしたという。現在は正会員200名、準会員300名の500名程度を常に維持する大きなクラブに成長している。取材をして驚いたのは、同クラブはBMWジャパンの公認ではなく、あくまでも本国BMW AGの公認クラブであることだ。そうしたことからも、いかにBMWクラブ・オブ・ジャパンが尊重されているかがわかるというものだろう。
今回BMW Day 2017が行われた八ヶ岳は20年前から開催している、いわばクラブのホームグラウンドだ。会場となったのは、ちょうど20年前にオープンした八ヶ岳ロイヤルホテル。
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試乗が許されたE30 M3スポーツ・エボリューションとDTMチャンピオン・スペシャルのM3と現行モデルのM3コンペティション。
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E30のM3の5段マニュアルはレーシング・パターンだった。2.5ℓの4気筒は、それはもう絶品で、魂が震えるほどだった。マルニとi8のツーショットなど、なかなか見られるものではない。
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クラブの会員たちは土曜日と日曜日の2日間にわたって同ホテルをベースに八ヶ岳のワインディングを大いに堪能した。イベント・プログラムにはジャパンのサポートで最新モデルの試乗なども用意されていたほか、なんとメディア向けにもE30のM3(なんと走行1万kmのビカモン)やDTMチャンピオン・スペシャルのM3、そして2017モデルのM3コンペティションが試乗用として準備され、望外な時を楽しむことが許されたのは驚きだった。公認クラブとしての歴史を感じさせる一幕である。
また、土曜の夜のパーティでは、本国の方針でもある積極的なチャリティ活動として、八ヶ岳ロイヤルホテルを通して現地の北杜市に、子供たちの様々な活動に役立てるようイベントのチャリティ・オークションの売り上げが寄付された。
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同クラブの想いはクルマ好きの子供たちが少しでも増えるようにとのことだったが、10年、20年先が楽しみである。
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土曜の夕方にはレーサーでジャーナリストでもある松田秀士さんのトークショウも行われた
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