ENGINE online/エンジン オンライン

新型クラウンの市販モデルを公道で試す。


クリックすると拡大
写真はすべて2.0Lターボの“RSアドヴァンス”。4本出しのエグゾーストなどなかなか精悍な出で立ち。鮮やかなオレンジのボディ色は先代から設定されるようになった特別色。


レクサスLSよりいいかも。

クローズド・コースの試乗でいいクルマの片鱗を見せた新型クラウン。果たして、公道での印象はどのようなものだったか?
文・写真=新井一樹(本誌)

 先月のクローズド・コースでのプロトタイプに続き、市販車両による公道試乗が行われた。乗ったのはスポーツカーも真っ青の力強さを持つ3.5リッターV6ハイブリッドをはじめ、2.5リッター直4ハイブリッドと2.0リッター直4ターボ、つまり新型クラウンに用意されるすべてのエンジンを試せたことになる。
 プロトタイプで感じたハンドリングが素直でしなやかという印象は公道でも変わらなかった。路面の細かい凹凸のような振動は多少侵入してくるものの、道路の繋ぎ目段差のやり過ごし方は上手だし、スポーツカーのように最小限の動きで無理矢理振動を抑え込むのではなく、サスペンションを上下動させながらゆっくりと収束させていくので不快感もない。乗り心地に対する満足度はけっこう高かった。
 今回試乗した3タイプの中でとくに好印象だったのは17インチを履く2.5リッターのハイブリッド。ラグジュアリー・セダンとしてハンドリングと乗り心地のバランスがよかった。最新型の2.5リッターハイブリッドは1.7tを超える車重も苦にせず、軽々と加速させていく。フィーリングの面では2.0Lターボに軍配が上がるものの、「エンジン大好き」といったクルマ好き以外からは不満はでないだろう。18インチ+可変ダンパーが付いたスポーティ・グレードの2.0Lターボは全体的にスポーティな走り重視の設定。クルマの動きは2.5リッターよりも抑えられているものの、その分、乗り心地も若干硬め。
 可変ダンパーを駆使しても2.5リッターのまとまりの良さには届かない。3.5Lハイブリッドは公道でもその力強さを存分に発揮。とにかく速い。ただし、ほかのモデルより150kg重い車重が影響しているのか、新型クラウンの良さであるしなやかさが薄まり、ちょっと荒削り。ショーファー・ドリブンとして使うなら2.5リッターにしておいた方がいいかもしれない。
 6ライトのスタイリングなどに話題が向かいがちだが、走りのよさも新型クラウンの魅力だ。レクサスLSと同じ最新の車台を改良して使っているのだが、その仕上がりは「もしかしたらLSを上回るのでは」と思わせるものだった。

 
 
最新記事一覧
Driving Lesson
エンジン・ドライビング・レッスン
「エンジン・ドライビング・レッスン2017」の受講生募集を開始します。今年の開催は全3回…
NEWS
PEUGEOT508/プジョー508…
2019年第1四半期に導入が予定されている新型508の発表に先立ち、全国の主要ディーラーでプレビュー・…
SPECIAL
ヴァシュロン・コンスタ…
愛車でクラシックカー・イベントに行く時にも、ちょっと気取って仲間のパーティに出掛ける時にも似合…
NEWS
FIAT クロスオーバーSUV …
2014年春のデビューから4年半、フィアットの小型クロスオーバー(SUV)の500Xが初めて大規模なマイナ…
NEWS
MAZDA CX-5 CX-8/マツダ…
CX-5とCX-8がアップデート。そのプロトタイプにテストコースで試乗した。今回の改良の目玉はエンジン…
NEWS
40年間封印されていた幻…
日本では1978年に短縮版のみが公開されていた、米リメイク版の『恐怖の報酬』が完全な形で復活。ど迫…
ENGINE ROOM
秋だ。鮭だ。ホクホク、…
しましまの焦げ目が美味しさ、香ばしさの印のグリルパン料理。今回の素材は鮭。そう、グリルパンで楽…
NEWS
LAMBORGHINI Islero Espa…
登場から50周年を迎えたランボルギーニのエスパーダとイスレロ。これを記念してランボルギーニのクラ…
SPECIAL
“インディ500優勝ドライ…
11月10日(土)、“インディ500優勝ドライバー”佐藤琢磨氏、仙台に現る! 『ニュー・コレクショ…



バックナンバーページの定価表記について
「ENGINE 2014年3月号」以前の定価表記は、発売時の定価になっております。
予めご了承くださいますようお願い申しあげます。



▼ 最新5件
 ヴァシュロン・コンスタンタン「フィフティーシックス」はシーンを選ばない。
 “インディ500優勝ドライバー”佐藤琢磨氏、仙台に現る!
 次世代のパテック フィリップ。
 若い頃から、本物を愛した男
 デザインも機能も最先端でタイムレス