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7年ぶりにポルシェがニュル24時間で頂点に立つ。


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メルセデスとの雨の死闘を制し、911GT3 Rが優勝。

毎年、劇的なドラマが待ち受けているニュルブルクリンク24時間レース。今年の主役はポルシェだった。雨と霧の悪条件の中、耐久レースの王者は、その力を如何なく発揮し、70周年の記念すべき年に7年ぶりの栄冠を手にした。
文=新井一樹(本誌) 写真=ポルシェA.G.

 最後の1時間半はまさに釘付けだった。
 2018年のニュルブルクリンク24時間レースは濃霧による赤旗再スタートにより、突如、24時間の過酷な耐久レースが1時間半のスプリント・レースへとその姿を変えた。これにより、赤旗中断前まで1位を守っていた4号車のメルセデスAMG GT3と4分25秒後方で逆転を狙っていた912号車のポルシェ911GT3Rとの差が消滅。唯一、同一周回にいるトップ2台によるマッチ・レースとなった。
 レースが動いたのは再スタートから3周目の129周目。右左と続くS字の1コーナーでポルシェが外から仕掛け前に出る。しかし、次の左コーナーでメルセデスが再度インに飛び込んだ瞬間に接触。メルセデスはスピンを喫し、ポルシェがトップを奪い取る。その後、メルセデスは再びコース・アウトするほどの激しい走りで追走するものの届かず。
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129周目の1コーナー、激しい雨の中で912号車が4号車のメルセデスAMG GT3を捉えた瞬間。この直後に2台は接触し、メルセデスがスピンを喫し、勝負は決した。今年はスタート11時間後くらいから降り始めた雨と霧の影響で、ただでさえ厳しいレースがさらに過酷なものになった。
 ポルシェから2台のワークス・カーを託されたニュルの名門マンタイ・レーシングが24時間の死闘を制して、ポデュウムの頂点に立った。ポルシェの総合優勝は7年ぶり。これによりマンタイもニュル24時間の最多優勝記録を6へと伸ばした。

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8分09秒105というタイムでポールポジションを勝ち取った911号車のマンタイ・レーシング911GT3Rを先頭に24時間レースの火ぶたが切って落とされた。なお912号車は6位でスタート。ピットのタイミングなどにより順位を入れ替えながらも、一時は912号車とワン・ツー体制を築く。
次の目標はル・マン制覇

 決勝では赤旗に助けられたとはいえ、今年のポルシェは強かった。予選はマンタイ・レーシングのもう1台である911号車がポールポジションを獲得。さらに上位3台も911GT3Rで占められた。決勝でも911号車はスタートから飛び出すと、レース前半のほとんどをリードする。残念ながら10時間を過ぎたところでコースの砂に乗りクラッシュし、リタイヤしてしまうものの、あの勢いならマンタイ・レーシングのワン・ツーも有り得たかもしれない。もちろんレースに“たら”“れば”はないのだが……。
 7年ぶりにニュルで耐久王の王座を奪還したポルシェ。次の狙いはもちろんル・マン24時間レースだ。
 LMP1から撤退した2018年は911RSRでGTEクラスでの優勝を狙う。前戦のスパ・フランコルシャンでは宿敵フォードGTに後塵を拝しただけに、この勝利で弾みを付けたいはずだ。

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