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SUVに初の栄冠!


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プジョー3008が2017年欧州カー・オブ・ザ・イヤーを獲得。


大賞の発表がジュネーブ・モーターショウのプレス・デーの前日に移ってから今年で6回目。今年も手に汗握る接戦が繰り広げられた。
文・写真=新井一樹(本誌)


最終結果はご覧のとおり。2位と3位の点数差からも、上位2台が抜け出したことがおわかりいただけるだろう。(上) トロフィーを手にして喜ぶのはプジョー・ブランドCEOのジャン-フィリップ・アンパラト氏。受賞に対して、「3008が2017年カー・オブ・ザ・イヤーに輝いたことはきわめて光栄であり喜ばしく思います。今回の受賞は、プジョー・ブランドの数々のチーム、そしてグループの5年間にわたる素晴らしい取り組みの成果です」とコメントした。(下)
 今年で54回を迎える欧州カー・オブ・ザ・イヤー。世界各地で行われる自動車関連アワードのなかでも、欧州はもちろんのこと、世界中がその動向に注目するかなり重要なイベントである。
 大賞は、欧州22か国から選ばれた58人による2度の投票によって決定する。1回目は、その年のノミネート車、2017年の場合は29車種の中から1人1票の単純投票によって、最終選考に進む上位7台が選ばれる。今回ファイナリストに残ったのは、アルファ・ロメオ・ジュリア、シトロエンC3、メルセデス・ベンツEクラス、日産マイクラ、プジョー3008、トヨタCHR、ボルボS90/V90。なんと日本車が2台も残った。ちなみに、2004年にはマツダ3(アクセラ)、トヨタ・アベンシス、日産マイクラ(マーチ)の3車種の日本車がファイナリストに選ばれたこともある。
 1回目の選考が終わると、この7車種を集めた最終選考会が開かれ、そのあと最終投票が実施される。2回目の投票で選考委員1人に与えられる点数は25点。それを5台以上の車種に最大10点までという規約に基づき振り分ける。つまり、満点は10点×58人=580点となる。

実用性とコストパフォーマンス

 今年も大勢のプレスが見守るなか、アルファベット順に国ごとの配点が開示された。昨年も手に汗握る接戦だったが、今年もまた途中から3008とジュリアが抜け出すと、17か国目までは1票を争う抜きつ抜かれつの攻防が2台によって繰り広げられた。勝敗を決したのは18か国目のスペイン。ジュリアの16票に対し、3008が3倍以上の50票を獲得。これで勝負が着いた。
 プジョーが大賞に輝いたのは2014年の308以来3年ぶり5度目。ちなみに過去54回の受賞を振り返ると、VWが4回、ルノーが6回、単独ブランドとしてはフィアットが最も多く、なんと9回も受賞している。ちなみに、日本車は4回だ。この結果から、欧州カー・オブ・ザ・イヤーの選考委員が走行性能もさることながら、実用性やコストパフォーマンスに重点を置いて評価しているのがおわかりいただけるだろう。
 なお、SUVが受賞するのは初めて。記念すべき年として記憶と記録に残ることになるはずだ。


(左)ジュリアもかなり健闘したが、フランス、ポルトガル、スペインでの大敗が痛かった。(まん中)C-HRは6位、(右)マイクラは最下位に沈んだ。
 
 
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