今年は、バーゼルワールド100周年を祝う力作ぞろいだ!
キイワードは歴史〞色使い〞価格〞素材〞個性〞!
3月23日〜30日、100周年を迎えた世界最大の新作時計見本市「バーゼルワールド」が開催された。
かつての人気モデルを現代に蘇らせた復刻モデルを筆頭に、メモリアル・イヤーにふさわしい未来の名作を揃えて、次の100年に向けて時を刻み始めたバーゼルで発表された力作を、5つのキイワードに分けてご紹介します!
01 HERITAGE
歴史的名作の復刻は格段に上質だった
時計メーカーの創設年や歴史的な傑作時計の誕生年を記念する、いわゆるアニバーサリー・ウォッチが以前にも増して目立ったのが今年。原点に帰り、自社のヘリテージ=遺産を見直し、それを大切に守っていこうという姿勢の表れだ。その象徴がまさに復刻モデルだが、注目すべきは、オメガやグランドセイコーのように、オリジナルと見紛うほど忠実に再現したその驚くべきワザ。しかも搭載する現代の新型ムーブメントは高性能ときている。再現技術においても機械式時計の製造技術においても、はるかに「質」が向上しているから大いに魅力的なのだ。スタイルは真正ヴィンテージにして、中身は最新メカというこれらの時計は、愛好家には見逃せないだろう。
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ブランド初の腕時計 当時の"ロゴ"にも注目!
オリス初のパイロットウォッチにして初の腕時計が発見されたことを受けて、ケースやダイアルの細部まで1917年当時をリアルに再現した復刻モデルを発表。自動巻き。ステンレススティール、ケース直径40mm、5気圧防水。1917本限定。税別22万円。8月発売予定。
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※価格は雑誌掲載当時のものです。
2017年6月号掲載